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試打レポ!ウィルソン最新ラケット『BLAZE SX8800J CV』と『BLAZE SX7700J CV』比較

こんにちは。

元バドミントン専門店店員の齋藤(@usagi02_soushi)です。

バドミントンと言えばヨネックスが一番人気!?

ですが

テニスと言えば??

そう

錦織圭選手!

錦織圭選手といえば??

 

そうです。

ウィルソンです。

 

え?

話題の持っていき方が強引??

 

バドミントンでは、時にパワーで押し切ることも大切!

そんなわけで。

 

今回、ウィルソンの2018年モデル!

BLAZE SX8800J CV(メーカーサイトはこちら

BLAZE SX7700J CV(メーカーサイトはこちら

 

試打ラケットを使いこむことができましたので、

それぞれのラケットレポートと

比較レポートをお届けします!

 

アストロクス99の試打レポートを作成するときに色々調べて、ヨネックスのラケットは本当に細かく作ってある!

って感じましたが、

 

当然ながらウィルソンも相当こだわって作られていることがわかります!

 

せっかくなので関連:アストロクス99試打レポート

 

めんどくさい方は6番あたりからお読みください(笑)




 

 

 

試打ラケットスペック

今回の試打ラケットはSX8800JCVとSX7700JCV

の二機種!

 

そこにストリングはウィルソンのスマッシュ66を張った状態にて。

メーカーサイトを確認するとスマッシュ66にブラックの規格は無いようです。

これから発売する予定なのか、試打用の限定色なのか。

どちらにしてもブラックのストリングに白いステンシルマーク!!

カッコいいですね!

 

今回のこの二機種!

ウンターベイルというグリップの機能がポイント。

ラケット名の最後についている『CV』はカウンターベイルの略と思われます。

 

この二機種なんと

最初はグリップが巻かれておらず、カーボンがむき出しの状態です。

日頃、元グリ(元々巻いてあるレザータイプのグリップの略)は剥がしてグリップを細くしているタイプですので、剥がさなくていいのはありがたいなーと思いながら手持ちのグリップを巻いて完成!

 

 

BLAZE SX8800J CVのスペックを分析

お値段

27,000円(税別)

 

ラケット全長

675mm

 

フレーム形状

スクエア形状(ヨネックスでいうアイソメトリック)

SPEED X GEOMETORY

スウィングスピードを速めるための空気抵抗を減らしたフレーム形状のことのようです。

 

素材

バサルト・ファイバー

カロファイト・ブラック

リキッド・クリスタル・ファイバー

 

サイズ

88.0±2g/3U

グリップサイズ G5

サイズは3U5のみの規格のようです。

 

バランス

29.5cm/イーブン

 

 

BLAZE SX7700J CVのスペックを分析

お値段

25,000円(税別)

 

ラケット全長

675mm

 

フレーム形状

スクエア形状(ヨネックスでいうアイソメトリック)

SPEED X GEOMETORY

スウィングスピードを速めるための空気抵抗を減らしたフレーム形状のことのようです。

 

素材

バサルト・ファイバー

カロファイト・ブラック

リキッド・クリスタル・ファイバー

 

サイズ

82.0±2g/4U

グリップサイズ G5

サイズは4U5のみの規格のようです。

 

バランス

ヘッドライト/29.5cm

 

推奨テンション

20-25ポンド

ですが

最大テンションは28ポンドとなっています。

 

 

カウンターヴェイルとは!?

※ウィルソン公式サイトより

「カウンターヴェイル」とは

米国のマテリアルズ・サイエンス社がNASA(アメリカ航空宇宙局)との共同開発で生み出した振動を除去する他に類を見ない革新的な新素材。

~中略~

現在スポーツブランドではウイルソンとサイクルブランドのBianchiのみが使用することができる新素材。

その起点、ラケットとプレーヤーの最重要間接部となる掌(グリップ部分)にカウンターヴェイルを採用。

~中略~

圧倒的、衝撃・振動吸収性能を誇るカウンターヴェイルは人間が生み出す僅かな“微振動”を掌で抑え、シャトルを捉えるラケット全体をまるで無重力状態のように無駄な振動を鎮める。

675mm先のラケットヘッドまで絶対的正確性能を拡張しプレーヤーの意図する通りにシャトルコックへと正確に伝達する。

全文が気になる方はこちら

 

サイトを見ると、とても長い丁寧な説明が!

 

ざっくり言うと

手のひらの微振動をグリップ部分で制御する機能!

そんな感じだと思います。

 

実際に、その効果がすごく感じられるのか!?

って言われると難しいところがあるっていうのが正直なところではあります。

 

ただし!

 

非常に「素直にシャトルを捉えてくれるラケット」という感覚があります。

これこそがカウンターヴェイルの効果のような気がします。

 

SX8800の方はウィルソンの大発明であるパワーロッドが採用されており、パワーロッド系のラケットは今まで、かなりガツンとしたインパクトでしたが、今回のカウンターヴェイル搭載でさらに打球感のバランスが良くなったように感じます。

 

 

ウィルソンといえば『パワーロッド』

このようにシャフトがグリップ部分を貫通しています。

パワーロッド搭載のラケットは実際に違いがわかりやすく、力がシャトルに伝わる感覚があります。

強打が活きる、なにより力を伝えているという感覚が心に火をつける!

そんな感じの機能です。

ただし、パワーロッドはパワーが出る分、体への負担も大きく、肘や肩への負担を感じられるというデメリットもあります。

 

 

試打レポート

今回もやっとここまで辿り着きました!

いよいよ試打レポートです。

ウィルソンがテニスとバドミントンで培ったこだわりの技術でラケットを作っているということが分かったところで試打レポートに!

持ってみた感じと最初の印象

持ってみた感じはヘッドの重みをあまり感じず、素振りをしてみると予想を裏切らない

『ビュン!』

といういい感触!

これは期待できる。

 

そして手でガットをポンポン弾いてみると

これまた弾く感じ!

これは打つ前からすでに好印象(笑)

そんな中、早速基礎打ち開始。

 

せっかくなので関連記事:なぜ基礎打ちで最初にドライブを打つのか

 

ドライブ打ちやすい!!

鋭く弾く感じ!

ラケット操作、レスポンスもいい感じでこれはダブルスにはもってこいのラケット!

8800と7700ともにドライブに対して好印象!

 

ラケットヘッドが軽くて振りやすいのでシャトルの重さを感じやすくコントロールしやすい感じです。

特に、前で打つドロップや横で打つ時にラケットがスッと出てくるのでタイミングを合わせやすく感じます。

 

強引に関連:ドロップのミスを減らしたい!3つの打点を意識しよう

 

その後、クリアーとスマッシュ!

やはり振りぬきが良いため、キレのある球が打ちやすいです。

飛びついてのドリブンクリアーやスマッシュ、連打がきくラケット!

 

なによりもレシーブの感覚がいい!

ヘッドがスッと出てくるので球に対応しやすい。

ダブルス系の球で力を発揮しやすいラケットという印象です。

 

 

SX8800とSX7700の比較

※ウィルソン公式サイトより

(最初からこの図を引用すればよかったような気がしましたが・・・。)

 

この二機種!どちらもダブルスプレーヤーにおすすめ!って感じなんですが、

二つを使い比べると

兄妹って感じのラケットです。

SX8800は細マッチョな兄ちゃん

SX7700はクールビューティーな妹

みたいな感じです(笑)

 

同じダブルス向けですが、男性向けの8800と女性向けの7700という感じ!

この差は『重さ、バランス、それとパワーロッドの有無』からくるものではないかと思われます。

8800はイーブンバランスで、その軽さを補うためにパワーロッドを搭載。

結果、ドライブや飛びつきのアタック系をコンパクトかつ力強く打てるラケットに仕上げている!

そして

7700はヘッドライト設計で、打球感の軽さをさらに出すためにパワーロッドをあえて搭載していせず。

結果、アタックロブや切り替えしのリターンがキレよく繊細にコントロールできるラケットに仕上げている!

それぞれがそんな印象です。

 

なんかコレ!結構いい線いってると思うんですがメーカーさんどうでしょうか!?(笑)

 

 

BLAZE SX8800J CV

おすすめユーザー

 

おすすめしないユーザー

 

BLAZE SX7700J CV

おすすめユーザー

 

おすすめしないユーザー

 

おわりに

いかがだったでしょうか。

試打レポートは調べるごとにボリュームが多くなりなかなか大変なのですが(笑)

ウィルソンのこだわりが詰まったBLAZEはダブルスプレーヤーにおすすめです。

ちなみに元バドミントン専門店店員である齋藤の(楽天ROOM)にて元バドミントン専門店店員が自信をもってオススメする商品を「コレ」していますので是非覗いてみてください。

 

 

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