バドチュー.NET運営者の齋藤(@usagi02_soushi)です。
SNSでも話題!
ヨネックスの人気バドミントンラケット
アストロクス88S&D
『PRO』としてバージョンアップ
気になるのは・・・。
「前のAX88シリーズとどこが違うのよ?」
ってところですよね。
そんなわけで
打ち比べてきました。
アストロクス88S&D-PRO
今までの88S&Dからどんな進化を遂げたのか
実際に打った感じをレビューしていきます!
【関連記事】試打レポート!アストロクス99(ヨネックス)
Contents
メーカー公式NEWテクノロジー
まずはヨネックスが新たに搭載したテクノロジーをチェックします。
- ダブルスのハイレベルなラリーに対応するラケット
- コンセプトは連続強打
- ストリングの可動域を広げ球持ち性能を高めた
- 球持ち性能をプレースタイルに合わせて変化させた
つまり!
ダブルス中上級者向け
ドライブ戦や連続攻撃、連続攻撃を跳ね返すレシーブ
これを実現するために
『一瞬の球持ち』
を求めた。
という感じでしょうか。
いきなり結論です
前作とは明らかに「打球感」が異なります。
- スイートエリアの広くなっている感覚
- ストリングが球をキャッチする感覚
- シャトルの伸び
- シャフトのクイックネス
といったあたりがSとDともに強く感じられます。
ローテーショナルジェネレーターシステムをバージョンアップ
強度に優れた新素材「ボリュームカットレジン」をフレーム全体に使用することで、重量配分を緻密に再設計することが可能になり、連続強打に必要なより高い回転力を生み出し、スムーズなラケットワークを実現します。
新孔空け設計
強度の高い「ボリュームカットレジン」を使用することで、これまで採用出来なかったフレームサイド部に初めて太径の孔の採用を可能にしました。フレームサイドを「新孔空け設計」とすることでストリングの可動域が広がり、球持ち性能がアップ。
新フレーム設計
「アイソメトリック」をさらに改良し従来よりもスウィートエリアが拡大。また、フレーム側面を厚くすることで剛性を強化。球の出がアップ
まとめます
- 新素材のボリュームカットレジンで強度UP
- 強度UPにより重量配分の変更と太径のグロメットホール採用に成功
- 重量配分の変更によりラケットの回転力UP
- 太径のグロメットホール採用により球持ちUP
- 強度UPにより重量配分の変更と太径のグロメットホール採用に成功
新素材ボリュームカットレジンによる一連の流れはこんな感じのようです。
この辺りの詳細はメーカー公式ホームページにお任せしましょう。
実物ビジュアル解説
サポートキャップが+バージョンに!
剣先キャップがAX100と同じタイプになりました。
より指にフィットする形状
【関連記事】アストロクス100ZXとは!ZZとの違いは?『迷った時の選び方』
大きくなったグロメットホール
これが太径の孔!
フレームサイドのグロメットホールが大きくなっています。
S-PROはフレームの2時-10時の部分も大きい穴になってストリングパターンも変更になっています。
(D-PROのストリングパターンは変更なし)
スリム化したシャフトに対応したグリップ
シャフトはSとDともに
エクストラスリムシャフト(ヨネックスで2番目に細い)に変更!
そして
シャフトの長さが短くグリップが長くなった
上がPROで下が従来の88S
グリップが長くなりシャフトが短くなっています。
D-PROも同様にグリップが長くなりその分シャフトが短くなっています。
フレームの溝が全体的に
フレームの下部分まで溝が入ったフレーム形状になりました。
(従来は3時-9時から上のみ)
新アイソメトリック形状
S-PRO(右)はフレームの1時-11時と5時-7時あたりが膨らんだ形状
見た目にも面がやや大きくなった。
実打レビュー
実際に前作と打ち比べて打った感じをお伝えしていきます。
読むより見たい!という方は
YouTube版(https://youtu.be/dLPvmuW97tU)
をチェック!
AX88S-PRO進化のポイント
- 球持ちする打球感
- 面圧が少し柔らかく感じる
- 振り抜き感は前作同様
- シャフトの跳ね返りがいい!
- グリップが長くなった前衛の操作がよりしやすい
- 勢いを殺す球が打ちやすい
バランスや5mmロングによるラケット操作のしやすさは前作を引き継いでいます。
このあたり88Sファンにはホッとするポイントではないでしょうか。
シャトルを面で捕まえる感覚が増し
ネットに沈める球や勢いの殺しやすさは前作を上回っている印象です。
シャフトが細く、少し長くなったグリップのおかげでさらに反応が良いラケットになった!
という印象です。
フロントコートでのダブルスプレーにより特化しています。
デメリットは、オーバーヘッドストロークによるクリアーの伸びやアタック力というところですね。
【関連記事】オーバーヘッドストロークの打点を覚えよう【キャッチ練習編】
AX88D-PRO進化のポイント
- 前作より弾き出しが強い
- 抑え込むよりもシャトルを押し出す感じ
- 振り抜き感は前作同様
- シャフトの跳ね返りとフレームでの押し出し◎
- サイドからのドライブが走る
前作より打球感の硬さが取れて強打の感覚が
「ゴツン」から「バシン!」に変わった感じです。
ラケット面がシャトルを押し出してくれる感覚がプラスされています。
シャフトの跳ね返りも増しており「シャフト+ラケット面」でシャトルを押せます。
シャフトの影響か振り抜き感も向上しており連続攻撃も好感触。
デメリットは、シャトルを走らせやすいがゆえにレシーブ等でシャトルの勢いを殺すのに慣れが必要というところでしょうか。
【関連記事】スマッシュ力を高める~腰の回し方~
まとめ
前作との一番の違いは打球感!
『球持ち』がキーワードです。
オススメできる方
- 前作の88シリーズのバランスが好きで買い替えたい
- ダブルスでのフロントコートでのプレーを追求➡AX88S-PRO
- ダブルスでのオーバーハンドからのストロークを追求➡AX88D-PRO
- 特徴がはっきりしたラケットが好きな方
あまりオススメではない方
- 前作の打球感が好き!という方
- オールラウンドに打ちやすいラケットを見つけたい
- シングルスもダブルスも幅広くプレーする
アストロクス88シリーズ!
フレームやシャフトが変更になり
ガラリと変わりました。
ラケットは良い悪いというよりも
自分が求めるもの、ラケットの性能に見合うかどうか
見極めが大切ですね。
本記事が参考になれば幸いです。
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