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フットワークの歩数~フォア側3歩とバック側2歩~

こんにちは。

バドミントンコーチの齋藤(@usagi02_soushi)です。

 

みんなの悩みフットワーク。

バドミントンプレーヤーたるもの一度は通る道。

「フットワークはどうしたらよいのか」

かく言う私も通った道でして、

正直、苦手だし嫌いだった高校生時代のことを今でも覚えています。

 

フットワークはバドミントンの基礎!

これはなんとなく、感覚的にもご理解いただけるのではないでしょうか。

そのフットワークの基礎となるのが、足運びと歩数です。

この足運びと歩数は日常生活では使わないため意識して繰り返し練習する必要があります。

【慣れるための関連記事】:バックハンドが難しいと感じるのは、非日常の壁があるから。「習って慣れろ」のすすめ。

 

ではどんな足運びをどんな歩数で練習すればよいのか。

今回はフットワークの基礎となる足運びと歩数を、フォアとバックにわけて解説していきます。

 

フットワークの基本となる動き

6方向への動き

フットワークの基本となるのはシングルスコートでの6方向への動きです。

  1. フォア前
  2. フォアサイド
  3. フォア奥
  4. バック前
  5. バック再度
  6. バック奥

です。

シングルスコートの真ん中付近から6方向に動いて、再び真ん中付近に戻ってくる。

この動きがバドミントンのフットワークの基本的な動きを作っていきます。

この6方向の動きをさらに分解してみます。

【基礎づくりの記事】:フットワークの基礎!4つのステップをマスターしよう

 

 

縦の関係性

前(フロントコート)への動き

横(ミッドコート)での動き

後ろ(リアコート)の動き

と分けることができます。

【前後の動き系記事】:フットワーク~後方移動の基本、スキップターン~

 

 

横の関係性

フォア側への動き

バック側への動き

に分類することができます。

 

この中でもフォア側とバック側では基本となる足運び、特に歩数が異なります。

これは超重要です!

もう一度言います!

超重要です!

『フォア側とバック側では基本となる足運び、歩数が異なる。』

これは真剣に覚えていただきたい項目です。

フォア側とバック側の足の運び方と歩数について以降で解説していきます。

【動きを高める記事】:4つの基本ステップ~レベルアップ編で意識する2つのこと~

 

フォア側とバック側で歩数が違う

フットワークでは自分のフォア側とバック側と両方に対処する必要があります。

まず理解したいところとしてはフォア側とバック側では足の運び方、特に歩数が異なるということです。

 

バドミントンの動きの特徴として、同側でセットするということです。

簡単に言うと、右利きの選手であれば、打つ際には一度、右手と右足をセットするということです。

 

シャトルを打つまでに、この右手右足(同側)のセット、つまりテイクバックや準備を完了させる必要があります。

 

 

フォアとバックの違いはターンの有無

フォア側はラケットを持つ手とラケットを持つ手側の足となります。

ですから基本的には身体の正面(お腹)側でシャトルを捉えます。

 

バック側というのは、その逆で、身体を反転(ターン)させて手の甲、背中側でシャトルを捉えます。

フットワークにおいてフォア側とバック側の一番大きな差となるのが、

『身体を反転(ターン)させる動きの有無』

です。

 

整理しますと

 

 

ということです。

このターンの有無がフットワークの足運び、歩数の違いになってきますので覚えておきましょう。

 

 

フォア側は3歩、バック側は2歩

フットワークではフォア側にはターンが無く、バック側にはターンが有るということを確認しました。

ターンの有無によってフットワークの歩数が変わってきます。

 

結論からお伝えしますと、

 

 

です。

 

補足すると

という動き方がフットワークの基本となります。

それではこれからフォア側とバック側それぞれのフットワークを解説していきます。

 

 

フォア側の3歩

動画にあるようにフォア側へのフットワークの基本は3歩となります。

構えた状態から

 

右足で一歩目

 

左足で二歩目

 

三歩目に右足で踏み込みます。

このように右足・左足・右足の順番に3歩使います。

フォア側は前とサイドと後ろの三か所に3歩で動けるようにします。

 

フォア側の足運びのポイントは2歩目です。

フォア側の足運びは3歩なのですが、距離に応じて2歩目を使い分けましょう。

長い距離を移動する場合はビハインドクロスステップ

短い距離の場合は寄せ足ステップ

を使い分けます。

 

注意したいのは真ん中からフォア側に移動する際には、ランニングステップは極力使わないということです。

【フォア側の考え方関連記事】:フォア側のフットワークの足運びで指導に迷い~どちらの足をクロスするか~

 

 

バック側の2歩

バック側のフットワークは左・右の2歩となります。

構えた状態

左足を一歩目

 

そこからターンして右足を二歩目

 

バック側も前、サイド、後ろの三方向同じように行います。

※バック奥ですが、今回はバックハンドになっています。ラウンドで入る場合は今回は含まれておりません。

 

バック側へのフットワークは左・右の2歩となりますが、ターンが含まれます。

『左・ターン・右の2歩』でのフットワークがバック側の基本となります。

 

 

まとめ

フットワークの基本となる動きは

 

まずはこの足運びと歩数がバドミントンの動き作りの基本になると考えています。

この足運びと歩数で動けるようになることでバドミントンのリズム、スピードに合わせることができてきます。

シャトルが来るとどうしても打つことに意識を取られてしまいます。

バドミントンならではの同側セットの動き、フォア側とバック側で異なる動きに身体が慣れるまではフットワークで繰り返し練習して「バドミントンの動き」を身につけて行きましょう。

【関連】:バックハンドが難しいと感じるのは、非日常の壁があるから。非日常の壁を突破する「習って慣れろ」のすすめ。

 

足運びを覚えるためのフットワーク練習実践編

シャトル置きフットワーク

フォア側は右足からスタート、バック側は左足が一歩目になるようにします。

ポイントは

ということです。

また、ジュニア選手の場合、ラインまで3歩、2歩で届かない場合にはシャトルを置く場所をもう少し狭くして対処してください。

まずは基本となる足運びと歩数を体に覚えこませていきましょう!

【スピードアップ編】:スピードを高めるフォア側のフットワーク

 

 

「バドミントンは人生そのもの」

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