こんにちは。
バドミントンコーチの齋藤(@usagi02_soushi)です。
ハーフゾーンにショートドライブ!
ところが・・・。
ネットに引っかかってしまう。
相手の球が速いわけでもなく、こちらの体勢が悪いわけでもないのに・・・。
むしろシャトルに追いつけているのにネットに引っかかってしまう。
このエラーには原因があります。
その原因と対策を知ることで簡単に改善することができるのです。
今回はハーフへのショートドライブがネットに引っかかってしまうエラーの原因と改善方法を解説します。
Contents
ハーフ球はショートドライブ
ハーフに打つ球はショートドライブ!
フォアハンド
バックハンド
このハーフへのショートドライブ、浮くと相手のチャンスになってしまうので、
ネットギリギリを狙いたいショットです。
そしてネットにかけやすいショットでもあります。
ハーフへのショートドライブがネットに引っかかる原因
ハーフへのショートドライブがネットに引っかかってしまう原因として考えられるのは3つ
- 当たりそこなっている
- 打球が弱い
- 打点が前すぎる
①当たりそこなっている
ラケット面の真ん中でシャトルを捉えることができていない場合です。
これは相手が打つタイミングがつかめていないことや、打点を捉えられていないことが原因と考えられます。
当たりそこなっている場合には相手のタイミングをつかむこと、目を使うことを練習しましょう。
【改善策】
②打球が弱い
しっかり当たっているけれどシャトルを捉える強さが足りていない場合です。
いわゆる当てるだけになってしまっていると考えられます。
ハーフへ打つストローク、
分類すると『ドライブ』となります。
ショートドライブ、つまり短い距離を加速させることがポイントになります。
当てるだけでなく、シャトルを加速させるように捉えるようにしましょう。
【改善策】
③打点が前すぎる
打点が前すぎる場合もネットに引っかかってしまいます。
打点が前すぎるというのは、
身体に対して前すぎる
という意味です。
前で打つほうが、打点も高くなりますし、ネットから浮かないようにしやすい
ということは間違いありません。
しかし、
打点が身体より前に行きすぎてしまうとネットに引っかかりやすくなります。
前で打とう!
という意識がエラーにつながっているのです。
このエラーについて今回は解説していきます。
ラケットは立体的に動いている
ラケットは立体的に動いています。
特にラケットをシャフト軸で回転する動作はラケット面の向きが変化するため打点がずれるとコントロールが狂ってしまいます。
ネットにかかるエラーの場合
ラケット面がネット方向に向いている、面がかぶりすぎている
上に飛ばす場合
二つの写真を比べて見ると、打点はほんの少しの違いしかないですよね。
しかし、ラケットが立体的に動いていることからシャトルが飛ぶ方向は大きく変わってきます。
ラケットのスイングは立体的に動くということを理解することがエラーを改善するポイントになります。
打点を後ろに下げる
見比べてみると、面がかぶった状態の二枚目の方が、僅かながら打点が前にあります。
打点が前に行けば行くほどラケット面が被りやすくなるので、打点を後ろにする(シャトルを引きつける)ことでシャトルを上に飛ばすことできます。
シャトルには追い付けている、余裕があるのにエラーをしてしまう場合
- 打点を後ろに下げる
- シャトルを引き付けて打つ
【打点の違いはクリアーにも】ドリブンクリアーとハイクリアーの打点を比較
足の踏み込みを前にする
もう一つの打点が前に行ってしまうパターン
それが、足とラケットの位置関係です。
足に対してラケットが前に行きすぎている。
足の踏み込む位置が後ろすぎたり、シャトルに届いていない場合です。
ショートドライブをコントロールするためには
足と打点の位置関係を合わせることがポイントになります。
つまり、
対処法は
足を前に踏み出す
ということになります。
どうしても、足が届かずにショートドライブの打点を確保できない場合は、
ヘアピンやロブなど打つ球を変えるということも大切な判断です。
【フットワークが大切】フォア側のフットワークの足運びで指導に迷い~どちらの足をクロスするか~
まとめ
ハーフへのショートドライブがネットにかかってしまうエラーを3つに分類します。
- 当たりそこなっている
- 打球が弱い
- 打点が前すぎる
この3つの原因から③の打点が前すぎるというパターンには
- 追いついているけど、打点が前にずれている
- 足の踏み込みが合わないため、打点が前にずれている
というように分けられます。
それぞれの改善方法として
- シャトルを引き付けて打点を下げて打つ
- 足の踏み込みを前にすることで打点を合わせる
という二つ。
ネットに引っかかってしまうエラーは
どのような原因なのかを整理して
対処することでコントロールできるようになっていきます。
「バドミントンは人生そのもの」