こんにちは。
真面目でテキトーなバドミントンコーチ齋藤(@usagi02_soushi)です。
バドミントンを見ているとラリーができない選手がいます。
バドミントンは相手よりも長いラリーをするスポーツですから致命的です。
バドミントンを強くなるためにはラリー力の向上は必須です。
「ラリーできるならしてるよ!」
というような声も聞こえてきそうですが
今、
「ラリーできるならしてるよ!」
って言った方はたぶん大丈夫です。
致命傷ではないです。
なぜならラリーをする気があるからです。
Contents
ラリーができない3つのパターン
バドミントンの練習を見ていてラリーができない選手には3つのパターンがあります。
その3つとは・・・
- シャトルを打つ技術が未熟
- フットワークに問題がありシャトルに追いつけない
- そもそもラリーする気がない
いかがでしょうか。
①と②は問題ないんです。
技術的に未熟なだけなので練習をすることで多くの場合克服できます。
問題はそうです。
③番。
こんなやついますか??と思われるかもしれませんが・・・。
います。
ラリーする気がない選手。
ラリーする気がない選手にも二種類いる
めんどくさがりなタイプ
これはラリーする能力は持ち合わせているけど気持ちが続かない。
どうやったらラリーを切ることができるのか?
そんなようなことを考えながらバドミントンしているタイプです。
ダブルスが得意な選手がシングルスをやった時など起こりやすいですよね。
本当にラリーする「気」がないのでこれは本当に気持ちの問題といってよいでしょう。
ドッジボールで投げることばかり考えているタイプ
ついに出てきました。
ドッジボールで投げることばかり考えているというワード。
ドッジボールは皆さんやったことがあるスポーツだと思うのでとてもイメージしやすいと思いこのネーミングとなりました(笑)
読んで字のごとく
『ドッジボールで投げることばかり考えているような人』
のことです。
そうです。
もはやバドミントンプレーヤーではなくなってしまっていますね(笑)
ドッジボールで投げることばかり考えているタイプの何が問題なのか
ずばり。
一番の問題は。
『ラリーする気がない。ということに自分自身が気づいていない。』
ということです。
ラリーする気がないということに気づいていないので・・・
これはもう、どうやったらラリーができるようになるのかという話になってしまいます。
ドッジボールについて考えてみた
ドッジボールは相手にボールをよりたくさんぶつけたチームが勝つというスポーツです。
相手よりたくさんぶつけないと勝てない、ということは基本的な戦術は
- 相手にぶつける回数を増やす
- 相手にぶつけられる回数を減らす
となります。
相手にぶつける回数を増やすには
- ボールの威力やコントロールを高める
- 攻撃の機会を増やすこと
となります。
ボールの威力やコントロールというのは個人の技術的な部分です。
さて、大事なところにやってきました!
攻撃の機会を増やすために必要なこと!
それが
相手のボールをキャッチする
ということです。
ドッジボールのヒーローはキャッチできるやつ
ドッジボールのヒーローを思い返してみると・・・。
そうです。
キャッチするやつなんです。
相手のエースの球をキャッチ!
最高に場が盛り上がる瞬間です。
キャッチする!
ということは
- 自分のチームのピンチを救う
- 自分のチームにチャンスを生み出す
という二つの価値を生み出しているのです。
バドミントンでいうところのレシーブとはちょっと違う
ではバドミントンでいうところの打つばっかりじゃなくてレシーブがうまいってことかというと少し違います。
今回お伝えしたいことは、
「相手のシャトルをキャッチしてから、打ち返そうぜ」
ってことです。
※シャトルをキャッチしちゃうと反則なのでキャッチするイメージでってことですよ。
打つことしか考えていない人はジコチュー!?
逆にシャトルを打つことしか考えていない選手というのは相手が打ってくるシャトルシャトルを無視しています。
自分が打ちたい!
ということしか考えていないということです。
つまり、本来対戦型のスポーツであるバドミントンなのに!
一人でバドミントンをしているということになってしまいます。
これは
もはやバドミントンと呼べるのかという疑問が浮かぶほどに問題を感じてしまいます。
相手のシャトルをキャッチしてから、打ち返そうぜ
文字にすると
え?
なに当たり前のこと言ってるんですか?
って話なんですが、これがすごく大事なんです。
シャトルを打つことしか考えていない選手というのは、基本的には相手が打ってくるシャトルのことを無視しています。
相手が打ってくるシャトルのことを無視しているのですがから、当然リズムが取れず、タイミングも合わず、シャトルを捉えることができないのでエラーが増えます。
相手のシャトルをキャッチする
というイメージが相手の打つタイミングを見極め、リズムにつながります。
結論は二つ
そろそろまとめに入りましょう。
ドッジボールで投げることばかり考えているやつ
というのをバドミントンに置き換えると
- シャトルを打つことしか考えていない
- 相手が打ってくるシャトルを無視している
つまり相手より長いラリーをするという本来のバドミントンになっていません。
相手のシャトルをキャッチするイメージを持ちましょう
バドミントンは相手と対戦するスポーツです。
相手のシャトルをキャッチしてから打ち返す!
そんなイメージを持って練習に取り組んでみてください。
相手のシャトルをキャッチしようと思ったら、
相手のことを気にしなくてはいけません。
相手のことを察知する能力を高めること、相手を観察する目、相手のシャトルをキャッチする準備が重要になってきますね。
シャトルを返す技術を身につけましょう
シャトルを相手コートに返す技術を身につけましょう。
エラーを繰り返す人はシャトルを打つことやラケットを振ることばかり考えています。
バドミントンでラリーを続けるためには、まずは相手のコートにシャトル返すということです。
相手のコートに返す方法はさまざまです。
鋭く返したり、ゆっくり返したり。
前?それとも後ろ?
相手のシャトルをキャッチしたら、相手のコートにどうやって返そうか。
どうやったら、どのように返せるかということ、つまりできることを考えるということが大切です。
バドミントンは対戦型のスポーツですから
- 相手のシャトルを受け止めること
- どうやって相手に返すか
ということを意識してラリーをしてみましょう。
きっとバドミントンの幅が広がるはずです。
「バドミントンは人生そのもの。」
編集後記
書き始めたときの結論はキャッチの重要性ということでしたが、記事を書きながら、ラリーをできない選手は視野が狭い(自分のことで精一杯)プレーヤーになってしまっているんだなということにも気づきました。
バドミントンはさまざまな要素が絡み合い勝敗を決めています。
投げる、バドミントンでいうところのシャトルを打つことだけしか考えられないとバドミントンがより難しく感じてしまいます。
バドミントンはシャトルを打つことだけでなくさまざまな戦い方があるんだと気づくことができるともっともっと楽しくなっていくはずです!