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サーブレシーブの狙いを2つに整理しよう

こんにちは。

バドミントンコーチの齋藤(@usagi02_soushi)です。

 

ダブルスのサーブ場面。

バドミントンの中でも繊細なプレーが求められるところです。

繊細なプレーをしたい場面で大きな敵となるもの

それが「迷い」

迷いが生じることで後手に回ってしまったり、コントロールが甘くなってしまったり。

というのはもったいないですよね。

 

サーブレシーブでの狙いを整理することで

相手のタイミングやシャトルのコントロールに集中することができます。

今回はサーブ場面での狙いを整理してみましょう。

【まずは読んでおきたい】サーブレシーブ!相手サーブのタイミングを掴むためのポイント

 

 

サーブレシーブの狙い

サーブレシーブからの展開を大別すると

  1. エースになるショット
  2. 自分たちの攻撃につながるショット
  3. ラリーをつなげる

 

とこんな感じでしょうか。

できれば、エースになるような球を打ちたいところですが、相手のサーブが甘くない限りはなかなか難しいですよね。

そして、ただ繋げるだけでは自分たちが守りの展開から始まり苦戦してしまいます。

そうなると、

一番現実的なところとして、

「自分たちの攻撃につながる」

ことを狙った球を打つことができればよいと考えます。

 

 

「沈める」と「押し込む」

バドミントンの戦術を確認します。

バドミントンはコートとネットという特性を踏まえると

二つのエリアが有効打となります。

【読んでおきたい】ダブルスの基本戦術は『押し込む&沈める』と二つのエリア

その二つを狙うのが、沈める球と押し込む球です。

サーブレシーブでも「沈める」と「押し込む」を狙っていきます。

 

 

沈める優先

サーブレシーブでは沈める球を優先して狙います。

その理由は二つ

  1. 押し込む(プッシュ)は相手のサーブに左右される
  2. 沈めるから押し込むには変更しやすい

 

プッシュは相手のサーブに左右される

押し込む、つまりプッシュを打つためには相手のサーブがある程度浮いたり、サーブのタイミングをドンピシャで合わせることができた場合になります。

つまり、プッシュは相手のサーブの出来に左右されてしまうということです。

 

特に相手のサーブが上手い場合に、プッシュを狙って待つのはエラーのリスクが高くなってしまいます。

沈める球、ヘアピン等の沈める球は相手のサーブが沈んできた場合でもプッシュに比べ打ちやすいので沈める球を優先的に狙っていきます。

 

 

沈めるから押し込むには変更しやすい

沈めるから押し込むに変更する、

つまり、ヘアピン狙いからプッシュに切り替えて打つということです。

ヘアピンを狙った状態からプッシュへ切り替えるには

捻りを使ったラケットワークを使うことです。

【こちらで紹介】プッシュを打つ!重要なラケットワーク

 

逆に、プッシュを狙った状態からヘアピンに切り替えるのは非常に難易度が高い技術です。

プッシュを打とうと思って入って打てなかった場合、上げるのが精一杯になることが多いのではないでしょうか。

 

 

できれば押し込む

先ほどもお伝えしたように、ヘアピン(沈める)からプッシュ(押し込む)に変更するのはラケットワークのコツをおさえることで十分に可能です!

 

サーブレシーブの場面では、

沈める球、ヘアピンやハーフを狙って準備し

相手のサーブが甘くなった時などに

できればプッシュで押し込む!

というような優先順位をつけた狙い方ができると良いですね。

【戦術】ダブルスの戦術~相手後衛を奥に押し込む~

 

 

沈めるサーブリターン

まずは真っ先に狙う沈める球です。

沈める球もヘアピンとハーフへの球があります。

 

ヘアピン

相手のショートサーブをヘアピンでリターンします。

最短距離を狙います。

相手に上げさせることができればOKですね!

 

ハーフ

相手サーバーの横を狙います。

サーバーがヘアピンを警戒して前に突っ込んでくるときにはとても有効です。

 

 

押し込むサーブリターン

ヘアピンを狙った状態から捻りを使ってプッシュを打ちます。

プッシュ

ラケットを寝かせた状態からプッシュを打ちにいきます。

【詳細記事】プッシュを打つ!重要なラケットワークを解説!

 

 

まとめ

それではダブルスのサーブレシーブの狙いをまとめます。

 

バドミントンの戦術での狙い

  1. 沈める
  2. 押し込む

 

沈める球を優先して狙う

その理由

  1. 押し込むは相手のサーブに左右される
  2. 沈めるから押し込むには変更しやすい

 

サーブレシーブでの狙い

  1. ヘアピンで沈める
  2. ヘアピン読まれたらハーフに沈める
  3. サーブが甘くなった時にはプッシュ

 

ダブルスのサーブ場面での狙いを整理すると実はシンプルです。

ヘアピン、ハーフ、プッシュと3つのショットの精度はもちろん大切ですが

優先順位をつけて練習していきましょう。

 

 

「バドミントンは人生そのもの」

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