オスグッドの治療法〜胸部編〜
こんにちは。
柔道整復師の櫻井(@ryoshisei)です。
さてこのオスグットシリーズもいよいよ終盤です。
これまでの記事で
オスグットとは何か?
オスグットの原因は何か?
オスグットの原因になりやすい姿勢について
そして今日はいよいよ
「自分で出来るオスグッドの治療法〜胸部編〜」
を紹介します!
方法は沢山ありますが今回紹介するのは
自宅で出来る簡単な方法です。
僕の経験上ですがやっぱり
「自主的にケアすること」
これめちゃくちゃ大事です。
するかしないかで怪我の治るスピードや
怪我をする率は全然違います。
これは患者さんに関わらせて頂く中ですごく感じます。
何より自分で情報を収集し、どんなものが良いか考え
それを実行する習慣を身につける。
これが出来る人は怪我の問題に限らず
色々成長出来ますよ!これは絶対です。
僕はその情報を正確でより良いものを
みなさんに届けられるよう頑張ります!
それでは本日の主役を紹介します!
大胸筋へアプローチ!
その名も大胸筋(だいきょうきん)です。
よくマッチョな人がピクピク動かす筋肉です。
この青い部分の筋肉ですね!
スウェイバックの人はこの大胸筋が
硬くなり、短縮する
ことでうまく働かなくなってしまいます。
するといつの間にか猫背になり
上半身が骨盤より後ろに位置し
踵に重心がのります。
これがスウェイバックでしたね。
それを治し、防ぐために!
この大胸筋を自分で
緩める方法(筋膜リリース)
伸ばす方法(ストレッチ)
使う方法(エクササイズ)
をお伝えします。
筋膜リリース
ボールを用意してください!
テニスor野球orソフトボールなど。
まずは場所を確認していきましょう。
リリースする場所は写真のような
鎖骨の下あたり
です。
次に実際のリリース方法です。
姿勢はイスに座っても寝てても良いです。
鎖骨の下にボールをおき
上の写真のように
矢印の方向にゴロゴロと動きます!
これを
1分〜3分
を目安に行いましょう!
硬い筋肉をリリースすることで
ストレッチがより効果的になります!
ストレッチって硬い所が伸びるイメージありませんか?
これが困ったことに
本当に硬くて伸びてほしい部分って伸びないんです!
なので
ストレッチの前は必ずリリースする!
これ結構大事です。
セルフストレッチ
十分に筋肉がほぐれたでしょうか?
ですがこれで終わりじゃありません。
今度は先程リリースした筋肉の長さを確保します。
筋肉が働くには
十分な筋肉の長さ
が必要です。
そのために必要なのがストレッチです。
ストレッチの姿勢は仰向けになります。
頭の後ろに手を置き、両膝を曲げ、そのまま横に倒します。
いかがでしょうか?
上の写真の赤丸部分。ここ伸びますか?
伸びればOKです!
そこの赤丸部分が伸びないあなた。
安心してください。
結構伸びない方多いです。
伸びなければ以下の2つをお試しください。
1、もう一度リリースする
2、肩甲骨の下あたりに枕などを入れて伸ばす
こんな感じです。
これで伸びる感じが出たのではないでしょうか?
これでも伸びない方は直接連絡ください!
伸びるまでなんとかします。
回数ですが、左右伸びを感じながら
深呼吸(胸式呼吸)を3回程
しましょう。
これでみなさんの大胸筋の長さが確保されました!
そしてもう1つ。
最後にこの伸びた筋肉を使います。
使うことで再び大胸筋が硬く短縮することを防止
します!
セルフエクササイズ
さて、最後にやるエクササイズは「腕立て伏せ」です。
方法です。
まず手の位置は
両手を横に広げ肘を直角に曲げた位置
です。
そして写真のようになるべく
胸を下に深くおろすように
行いましょう。
きつい場合は膝つきで良いです。
膝つきの場合も
胸を下に深くおろす
これを意識してください!
回数は
10回×2セット
行いましょう。
お疲れさまでした!
以上、これがオスグットの原因になる
スウェイバックの治療〜胸部編〜です。
今日の一番大事な部分!セルフケアの重要性
自分でやるのってめんどくさくないですか?
僕はめんどくさいです。
でもよく考えてみて下さい。
お風呂って毎日入りませんか?
歯磨きって毎日しませんか?
これってなぜ毎日するのでしょうか?
お風呂は汗をかいたり、身体の外身が汚れるからですよね。
歯磨きはご飯を食べて口の中が汚れるからですよね。
もしこれをしなければ
身体は汚れ、臭くなります。
歯は汚れ、虫歯になります。
では
身体の中身
はどうでしょうか?
実際に毎日あなたを動かしているのは
あなたの骨、筋肉、関節など
です。
これらのケアを行わないとどうなるでしょうか?
お風呂や歯磨きをしないのと一緒で
身体の中身も汚れて壊れていってしまいますよね。
これが怪我に繋がります。
なので
身体の外身だけでなく、中身のケア
をする習慣をつけるのが大切だと僕は思います。
怪我せず大好きなバドミントンで
最高なパフォーマンスをするために
自分自身の身体と向き合いましょう!
まとめ
オスグットの原因であるスウェイバックへの
セルフケア3ステップ
①大胸筋の筋膜リリース
②大胸筋のストレッチ
③大胸筋のエクササイズ
ひとつひとつの目的を理解し
自主的にやりましょう!
やらされるのではなく、自分からやる!
これが大切です!
少し長くなってしまいました。
読んで頂きありがとうございました。
次回はオスグッドの治療法〜臀部編〜をお伝えします。
またお会いしましょう!
「身体と向き合う」