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バックハンドスキル~てこの原理でシャトルを弾く~

 2018/07/26 ハンドリングスキル
この記事は約 7 分で読めます。 7,319 Views

こんにちは。

バドミントンコーチの齋藤(@usagi02_soushiです。

 

バックハンドからシャトルが飛ばせなくて狙われてしまう、バックハンドから鋭いシャトルを打ちたい。

そんな悩みを抱えるプレーヤーは多いのではないでしょうか。

私が学生時代にはインドネシアの英雄、タウフィック・ヒダヤット選手の全盛期ということもありタフィーの繰り出すバックハンドに憧れたものです。

 

バドミントンプレーヤーであればバックハンドで鋭くシャトルを飛ばしたい!

でも、バックハンドは苦手・・・

「トップ選手みたいな力がないからバックハンドで鋭く飛ばすなんて無理なのでは?」

 

と諦めの声を聞くことも少なくありません。

今回はバックハンドから鋭いシャトルを打つために!

どうして鋭くシャトルを飛ばせないのかを理解し、シャトルを鋭く飛ばすために身に付けたい技術を理解していただき、実際に使えるようにするための実践と考え方をお伝えします。

 

 

バックハンドで鋭く打てない原因

バックハンドから鋭いシャトルを飛ばせない原因は二つ考えられます。

 

バックハンドのスイングが大振りになっている

バックハンドを打つ際に、グリップを握る手に力が入りすぎていたり、ずっと力が入っている状態となっていたりする場合に多く見られます。

グリップを握る手に無駄な力が入ってしまうと前腕や肩にも一緒に力が入ってしまいます。

そうすると、肩から先、腕が一本の棒のように動いてしまうためラケットのスイングが大振りになります。

大振りになってしまうことで、ラケットヘッドのスイングスピードが上がらず、シャトルを鋭く飛ばすことができなくなってしまいます。

 

 

バックハンドに苦手意識を持っておりバックハンドを避けてしまっている

「バックハンドが苦手なんです。」

ということをよく聞きます。

バックハンドが苦手なことが大きな問題ではなく、バックハンドに苦手意識を持っていることによりバックハンドを避けてしまっていることが問題なのです。

人間だれしも苦手なことは避けて通りたいものです(笑)

 

バックハンドが苦手な負のスパイラル

バックハンドが苦手と感じる

→苦手なものは避けたい

→バックハンドを使わない

→バックハンドに慣れない

→やっぱりバックハンドが苦手なんだと再認識する

 

という負のスパイラルに陥っていないでしょうか。

この負のスパイラルに陥ってしまうと、できない理由を色々なところからさがしてくるので要注意です。

パワーが無いとか運動神経が悪いとか、始めたのが遅いからとかいろんな理由を見つけてきてくださいます。

この記事を読んでくださっている方には、この負のスパイラルを断ち切ってバックハンドって私でも打てるんだ!

っという成長のスパイラルに持っていってほしいと思います。

そのためにも「バックハンドで身に着けるべきことを理解する」ことと、「バックハンドに慣れる」ことができればバックハンドへの苦手意識も無くなり、上達していきます。

【関連記事】:バックハンドが難しいと感じるのは、非日常の壁があるから。非日常の壁を突破する「習って慣れろ」のすすめ。

 

バックハンドのスイングを鋭くするハンドリングスキル

グリップでテコの原理を作り出す

テコの原理とは

てこ(梃子、梃,英語: Leverage)は、固い棒状のもので、大きなものを少ない力で動かすことができる、または、小さな運動を大きな運動に変えることができるものである。単純機械のうちの一つ。てこを使わなければ、大きな機械を使うことになる場合もあり、簡単な原理でありながらとても大事な役割を果たしているものである。

参照:てこ-Wikipedia

 

支点は親指、力点は小指をマスターしよう

この方法は第一種てこと呼ばれるもので、「動きを大きく、あるいは速くすることができる」とあります。

バックハンドではこのテコの原理を生み出すハンドリングスキルを身に着けることが重要です。

グリップを持つ際に、親指と人差し指でグリップを支えるようにします。

中指、薬指、小指はグリップに添えるようにします。

その状態から、親指を支点にして

小指を力点として働かせます。

親指を支点にして小指を握りこむイメージです。

 

 

すると、ラケットヘッドが前方に動きます。

これがてこの原理を使ったバックハンドのハンドリングスキルです。

 

【関連記事を見てさっそく練習】:基礎打ちで練習する!バックハンドドライブ

 

バックハンドに慣れるための理解と実践

バックハンドは日常生活ではほとんんど使わない動作のため、不慣れな動作となります。

人は不慣れなことにはストレスを感じるのでどうしても避けてしまいます。

つまり、この不慣れな動作を日常的な動作にすることができれば、バックハンドの苦手意識は少なくなってきます。

鋭くシャトルを飛ばすためのハンドリングスキル『グリップ部分でテコの原理を生み出す』ということ、そして『バックハンドが苦手と感じているのは飛ばす方法を知らなかっただけ』ということ、『正しい方法で、バックハンドを使うことに慣れれば打てるようになる』ということを理解しておくことです。

そして実際に打つ中でまずは『シャトルを鋭く飛ばせる』という感覚が掴めるように練習を繰り替えします。

『あ!今のは上手く打てた!いい音がした。鋭く飛んだ!』という感覚を掴めたら次の段階です。

その後は、シャトルを鋭く飛ばせるハンドリングスキルを繰り返し繰り返しおこない、バックハンドが『日常動作』と言えるくらいになれば自由自在に飛ばせるようになります。

【基礎打ちで繰り返し練習】:なぜ基礎打ちで最初にドライブを打つのか

 

 

まとめ

まとめると、

  1. バックハンドで鋭く飛ばすためのハンドリングスキルを理解する
  2. 実際にバックハンドで鋭く飛ばせることを確認する
  3. 鋭く飛ばせる技術を繰り返し練習して慣れる(日常動作にする)

となります。

まずはハンドリングスキルで、テコの原理を作り出すことがバックハンドを自由自在に行うための基礎となります。

バックハンドの動作は非日常の動きとなります。

最初は難しい動きだと思いますが、繰り返しおこなって慣れてください。

ここに関しては近道がありませんのでバックハンドに違和感を感じなくなるまではバックハンドのハンドリングを繰り返し行ってください。

親指を支点にして、小指を動かすハンドリングスキルがどうしても難しい場合は、小指側を支点にして親指でラケットを押すところから取り組んでみても良いでしょう。

この方法はてこの原理でいうところの第三種のてこになるので、鋭いシャトルを飛ばすことには不向きです。

あくまでもバックハンドでハンドリングをおこなう導入として捉えてください。

この方法でバックハンドでラケットをコントロールすること、シャトルを打つことに慣れてきたら、親指支点、小指力点のハンドリングに移行していきましょう。

親指力点、小指支点よりもラケットのスイングを鋭くすることができます。

バックハンドに慣れるということが苦手意識をなくしていきます。

バックハンドでのハンドリングスキルが日常動作になるようラケットを扱っていきましょう。

 

バックハンドのハンドリングスキルスロー動画

バックハンドのテコの原理を生み出すハンドリングスキルのスロー動画です。

小指側を動かしています。

グリップエンドとラケットヘッドが逆方向に動いています。

ぜひ練習してみてください。

 

【合わせて読みたいバックハンド記事】

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ライター紹介 ライター一覧

齋藤 聡史

齋藤 聡史

日本スポーツ協会公認コーチ(バドミントン)
元日本バドミントン専門店会認定『First Class Stringer(ファーストクラスストリンガー)』
バドチュー.NET運営

■ 生年月日:1985 年 12 月 23 日
■ 身長(cm) / 体重(kg):179cm / 68kg
■ 血液型:B型
■ 出身地:静岡県
■ 経 歴:入野中学校 → 湖東高校 → 天理大学
→ビーウェイ株式会社→バドミントンコーチ

バドチュー.NETを運営するバドミントンコーチ。

中学時代は棒高跳びで静岡県5位入賞。
高校進学後に地域のクラブチームにてバドミントンを開始。
大学にて生涯教育に出会い、バドミントンと生涯学習というテーマに興味を持つ。
現在は小中学生から大人までバドミントン指導を展開。
専門店勤務の経験からバドミントンの上達には用具選びやメンテナンスが必要と考え、アドバイスやストリンギング活動もおこなっている。

さらに詳しいプロフィールは
http://badchu.net/uneisyajouhou

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