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試合で緊張するのはメンタルが弱い?

 2019/05/11 お悩み相談
この記事は約 5 分で読めます。 5,070 Views

質問

今回はメンタルについてお聞きしたいです。
自分は試合になるとガチガチに緊張してしまいます。
メンタルが弱いのでしょうか?
何かメンタルを強くするいい方法はありませんか?

 

こんにちは。

バドミントンコーチの齋藤(@usagi02_soushi)です。

大会前の大学生からこのようなご相談をいただきました。

メンタルが強くなりたい。

自分はメンタルが弱い。

と悩んでいる選手はとても多いように思います。

今回の質問への回答を紹介したいと思います。

 

回答

こんにちは。齋藤です。ご質問ありがとうございます。
バドミントンにおいてのメンタルの強さと緊張は関係ないと位置づけています。
「選手から緊張している」
と言われれば
「緊張した中でできることをして戦おう」
と伝えています。

私は「緊張=メンタルが弱い」ではないと考えています。

では強いメンタルとはどんなものかと言いますと
「メンタルが強い=折れない心」
と位置づけています。

つまり、緊張していても戦いきった選手のメンタルは強い。
緊張とは関係なく、強敵相手に戦意を喪失した選手がいたとしたらメンタルの問題だと考えています。

緊張していても、していなくても戦いきることを意識してみてはいかがでしょうか。

 

 

緊張とメンタルの強さは関係ない

回答にも書いてある通り、緊張とメンタルの強弱は関係ないと位置付けています。

ジュニア選手などは特に緊張とメンタルを整理できていないので、

大会で緊張してしまう=メンタルが弱い

と思っているケースが少なくありません。

 

初めて経験するようなことなどは誰しもが緊張するような場面です。

緊張に一番効果的なことは?

といわれると、場慣れではないでしょうか。

 

初めての大会は緊張でガチガチだったけど大会に繰り返し出場するうちに慣れてきた。

一回戦は緊張したけど、二回戦からは落ち着いてできた。

などよく聞く話です。

 

緊張に影響があるのは場慣れ、経験値が大きく影響すると考えられます。

実際、緊張していながらも試合に勝つことはできるわけです。

むしろ、緊張していながらも試合に勝てるというのはメンタルが強いと言ってもよいのでは!?

と思ってしまいます。

【バックハンドもメンタル?】バックハンドが難しいと感じるのは、非日常の壁があるから。非日常の壁を突破する「習って慣れろ」のすすめ。

 

 

メンタルが弱いとは

「緊張=メンタルが弱い」

ということではない。

とお伝えしてきました。

では、メンタルが弱いとはどういうことでしょうか。

それが

『メンタルが弱い=くじけてしまう』

と位置づけています。

 

例えば、

相手がシード選手で勝てないから試合中にくじけてしまう。試合をあきらめてしまう。

戦意を喪失してしまう。

こういった心の状態のことと位置付けています。

 

メンタルが強いとは

では、メンタルが強いというのはどういうことでしょうか。

メンタルが強いとは・・・

『メンタルが強い=戦い抜く力』

ということと位置付けています。

 

シード選手相手にラブゲームされそうになっても最後までシャトルを追いかける。

最後まで得点することを諦めない。

というよう劣勢であったり、環境的な要因であったり様々なことがあっても、最後まで戦える選手のことをメンタルが強い選手と位置付けています。

 

なんとなくメンタルを言い訳にしていないか

メンタルの強弱は緊張や試合の勝敗ではなく、

戦い抜く力である

と位置付けています。

 

つまり、

「緊張しているからメンタルが弱い」

とか

「メンタルで負けました。」

とはならないわけです。

 

メンタルが弱いとは諦めてしまった状態のことであり、メンタルが負けの原因ではないと考えます。

諦めずに戦うことができたのであれば、負けた原因は技術やフィジカル、戦術や駆け引きに課題があるわけです。

 

メンタルの問題と一括りにせず、技術、フィジカル、戦術、駆け引き等々どこに課題があったのかを見極めることでレベルアップにつながるヒントは必ず見つかります。

この課題を見つけるためには戦い抜くことが必須となります。

課題を見つけるためには戦い抜くというメンタルが前提にあるということです。

対戦相手の強さや緊張とは別に、戦い抜くということがレベルアップには重要です。

【レベルを高めるための記事】大公開『生徒がバク伸びする3つの条件』を現役!塾社長が解説します。

 

 

まとめ

大事な大会には『強い思い』が伴うものです。

緊張してしまうのは当然といえば当然ではないでしょうか。

そんな当然の情況の中で、戦いぬくことができる選手。

それが強いメンタルの持ち主です。

 

『緊張している=メンタルが弱い』

という発想の見方を変えて

 

『緊張する場面で戦いきる=メンタルが強い』

と考えてみてください。

戦い切ることで次につながる課題が見つかるはずです。

【課題解決にはバドミントンコーチ】バドミントン指導者マッチングサイト、その名も『バドミントンコーチ』

 

 

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ライター紹介 ライター一覧

齋藤 聡史

齋藤 聡史

日本スポーツ協会公認コーチ(バドミントン)
ビーウェイ長野伊那店 代表
日本バドミントン専門店会認定『First Class Stringer(ファーストクラスストリンガー)』
バドチュー.NET運営

■ 生年月日:1985 年 12 月 23 日
■ 身長(cm) / 体重(kg):179cm / 68kg
■ 血液型:B型
■ 出身地:静岡県
■ 経 歴:入野中学校 → 湖東高校 → 天理大学
→ビーウェイ株式会社→総合型地域スポーツクラブ→起業

バドチュー.NETを運営しています。
長野県伊那市にてラケットスポーツ専門店の経営とバドミントンインストラクターをやっています。

中学時代は棒高跳びで静岡県5位入賞。
高校進学後に地域のクラブチームにてバドミントンを開始。
大学にて生涯教育に出会い、バドミントンと生涯学習というテーマに興味を持つ。
長野では小中学生から大人までバドミントン指導を展開。
バドミントンの上達や活性化には用具選びやメンテナンスが必要と考え、2021年コロナ渦にもかかわらずビーウェイ長野伊那店を開業。

さらに詳しいプロフィールは
http://badchu.net/uneisyajouhou

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