なぜ?3つの行動で『バク伸びする理由』
こんにちは。
バドミントンコーチの齋藤(@usagi02_soushi)です。
生徒(選手)を伸ばすための要素は
『誰にでもできること』にある。
と塾を経営する鈴木さん(@29bad29)は話します。
【前回の記事、鈴木メソッド第1弾】
そして「伸びる生徒には3つの特長がある」と続けます。
それが
- 感謝する
- 自分の人生の主導権を握る
- 具体的なアウトプットをおこなう
という3つでした。
今回は、この3つの特長をさらに掘り下げていきます。
ではご覧ください。
Contents
伸びる生徒の3つの特長
まずは、確認!
ということで伸びる生徒の3つの特長をまとめました。
- 感謝する
- 自分の人生の主導権を握る
- 具体的なアウトプットをおこなう
実際に塾の現場で数々の調査から、
「伸びる生徒の発言や考え」
さらには
「伸びなかった生徒の発言や考え」
を紹介していきます。
この記事をご覧いただくことで、
選手への声掛けの参考になるのではないでしょうか。
感謝する
3つの中で最も重要なことがこれ。
必ずしも親である必要はないんだけれど、
「GIFT(鈴木さんの塾)ではほとんどの生徒に親に感謝することをお勧めしている。」
なぜなら、親がその生徒のコンディションのカギを握っている場合がほとんどだから。
アンケートの結果を伸びた生徒と伸びなかった生徒にわけると本当にわかりやすい。
ちょっと紹介すると
伸びた生徒の返答例
「先生のおかげです!!(即答)」
「いや、やっぱ親とかに塾に通わせてもらったんで、頑張らなきゃと思って」
「学校の先生が苦手なとこ一緒に特訓してくれたんです」
「お母さんが応援してくれたおかげです」等
伸びなかった生徒の返答例
「問題が難しかった!」
「親に勉強しろって言われてやる気なくした」
「先生の授業が分かりにくい」
「塾の宿題のせいで寝不足になった」
とまあこんな感じ。
ここで気になるだろうことは、そりゃあ点数が上がった生徒は嬉しくてテンションがあがってるから、ありがとう!って想いがこみ上げるし、点数が下がった生徒はテンションも落ちて不貞腐れるから、文句の一つや二ついいたくなるでしょ!?
ってことだけど確かにそれは存在する。
なんだけど、ここすごい大事で!
『劇的に成績が上がる生徒とそこそこ成績があがる生徒の間にも同じ違いがある』
という事実が、感謝が成長に対して大切な要素であることを表していると確信をもって言えるポイントなんだよね。
感謝すると何故伸びるのか?の考察
結論から言っちゃうと、
『人間は自分のためよりも人のための方がより頑張ることができるから。』
ってことだと考えてる。
感謝することで自分自身がポジティブになる。
当然、不満を持っている状態よりも、感謝していてポジティブな状態の方が当然良いパフォーマンスが出せる。
伸びるためには日頃の勉強へのパフォーマンス発揮が重要だと考えてるんだよね。
感謝の言葉を口に出すことで
『自分の気持ちをポジティブにする』
ということにつながっているんですね!
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自分の人生の主導権を握る
次に大切なことがこれ。
劇的に成績が上がる生徒は、
『自分の人生の主導権を大きく取り戻す』
傾向が非常に強い。
実は『①の感謝するとも密接に関わっている』と思うんだけどね。
これも伸びた生徒と伸びなかった生徒の返答を比べると一目瞭然。
伸びた生徒の返答例
「毎日寝る前に30分単語やるって決めてやったんですよ!」
「宿題はその日のうちに終わらせるって決めたんです」
「夜更かししないようにしたからかなぁ」
「学校の授業をちゃんと受けるようにしたんです!」
伸びなかった生徒の返答例
「ゲームめっちゃしちゃったんだよね~」
「テスト前日、マンガ読んでて寝てない!」
「テスト中眠くて寝てた」
「言われたことはやったのに…」
自分の人生の主導権を握ると何故伸びるのか?の考察
これはシンプルに、
『目的が具体的になるから。』
主導権を自分以外、つまり他人に置くと、当然だけど目的を持つことはできない。
主導権を自分が握ると、自分が目的を設定することができる。
ってこと。
そして、自分が主導権を握ると、その目的が「学生なら成績良い方がいいよね」みたいな抽象的なものから「成績を上げて、医者になりたい!」などと、具体性が増していくのが面白いところ。
目的が具体的になればなるほど、イメージしやすくなるので、モチベーションキープがしやすくなる。
さらに進むと自分がその目的を達成した姿をイメージできるようになってくる。
自分で目的を設定するようになることで、具体性が増す。
そして、具体性が増すことで、目的達成への姿がイメージできるようになるということのようです。
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具体的なアウトプットをすぐやる習慣を身に着ける
最後の共通点はこれ。
劇的に成績が上がる生徒は、
『取り組みが始まる前と後では、アウトプットの量と速度が段違いに高まっている』
これも伸びた生徒と伸びなかった生徒の返答を紹介すると
伸びた生徒の返答例
「先生に言われた通り声に出して勉強した!」
「(学校、塾、親等に)わからないとこ全部きいたもん」
「授業でわからなかった問題は休み時間のうちに友達に聞いたり、自分で考えて解けるようにした」
「わからない単語が出てきたら、すぐノートに書いて練習してみた」
伸びなかった生徒の返答例
「わかってないとこ聞くのはずい(恥ずかしい)」
「友達に馬鹿にされるから教えてもらうのとか無理」
「単語練習全然しなかった」
「英語の発音とか全然しないし、読み分からん(声に出して勉強したくない)」
具体的なアウトプットをすぐやると何故伸びるのか?の考察
勉強では、
『テスト=アウトプットの場。』
本来はインプットしてきた情報をアウトプットしてくださいね!
というのがテストなわけ。
バドミントンでいうと、それが試合ってことだよね。
つまり、アウトプット力を問われる場で結果を出したいのに、どれだけインプット力を上げても効果的ではないってこと。
その重要なアウトプットを、常にやる習慣を身に着けることで、アウトプット力が向上していくから伸びる。
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まとめ
なかなかのボリュームでしたが、いかがでしょうか。
要点を齋藤がまとめます。
①感謝すると何故伸びる
人間は自分のためよりも人のための方がより頑張ることができるから。
そして
感謝する
⇒自分がポジティブな状態になる
⇒⇒ポジティブな状態だからまた感謝の気持ちが湧く
という好循環を自ら生み出していることが高いパフォーマンスにつながっているということですね。
②人生の主導権を握ると伸びる
それは、目的が具体的になるから。
自分で決める
⇒自分で決めたことへの自信
⇒⇒どんどん自分から動くことができるようになる
これもまた自らの手で好循環を作り出しています。
③アウトプットをすると伸びる
そもそも、試合というのは
『アウトプットの場』
これって結論だと思うんですよね。
「試合をイメージしてやる」
つまりアウトプットしながら練習するというのは一番試合を想定した練習になるということです。
また、アウトプットすることで、新たなフィードバックが発生します。
アウトプットとフィードバックを繰り返すことで、アウトプットの精度が高まっていく。
これも好循環を生み出しています。
鈴木メソッドの3つの要素は好循環を生み出す装置
- 感謝する
- 自分の人生の主導権を握る
- 具体的なアウトプットをおこなう
この3つはすべて、それぞれの好循環を生み出すことにつながっています。
つまり、
「3つの行動をとることにより人生が好循環する」
といえます。
ぜひ3つの行動を取り入れてみてください。
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