リズム感!バドミントンのリズムとは?
こんにちは。
バドミントンコーチの齋藤(@usagi02_soushi)です。
相手が打ってくる球に反応が遅れてしまう。
反射神経が悪い?
反応が遅い?
しかし!
これは本当に反射神経が悪かったり反応が遅いということなのでしょうか。
ラリーを見ていると反応が遅れている選手 には共通の課題が見られます。
それは相手が打つタイミングと、自分が動き出そうとしているタイミングがずれている
ということです。
今回は タイミングを取るために必要なリズムの話をしていきたいと思います
反応が遅れる原因
相手が打ってくる球に対して反応が遅れる。
この遅れてしまう、というのは
いわゆる「かまえ」ができていないということ。
かまえについてはこちらの記事をご覧ください。
動き出しが遅れるのは
相手が打つ瞬間!
この三つの準備ができていないため。
相手が打った球に対して 動き出すことができなかったり
ラケットを出すことができなかったり
シャトルをとらえることができない
ということです。
遅れるのはリズムがとれていない
かまえが遅れてしまう原因は
反応が遅いということや反射神経が悪いということではありません。
相手が打つリズムをつかめていない。
ということが一番の原因です。
どういうことかと言うと、
自分が動き出すということばかりを考えていて、
相手がシャトルを打つという行動を無視しているために起こることだと考えられます。
動き出しのタイミングは相手が打つ瞬間であり、
打った後のシャトルに対応することであり、
さらには打つ前から相手の体勢やフォームなどから予測もふくまれます。
つまり、相手がシャトルを打つことで、自分はどこに動けばよいのか
ということが決まるということです。
【リズムよく読める記事】前世はシャトル!誰かにとっての短所は長所になる話
リズムは相手と自分のテンポで決まる
動き出しを高めるということに関して、
『相手が打つタイミング』を掴むということがいかに大切かということが分かっていただけたと思います。
バドミントンのラリーでは
『必ず相手と自分が交互にシャトルを打ち合います』
つまり、
リズムというのは
自分が打つタイミングと相手が打つタイミング
相互の関係性で作られているということです。
この動画では「プッシュ&レシーブ」をしています。
パン・パン・パン・パンとお互いが交互に打っているリズムがおわかりいただけると思います。
お互いのリズムでラリーのリズムが作られるという原則があるところに、
相手が打ってくるというリズムを無視して
自分が動こう動こうとしているためにリズムが狂ったプレイ、リズムがつかめていないプレイになってしまっていると考えられます。
まずは
自分が打つ-相手が打つ
自分が打つ-相手が打つ
という交互にシャトルを打ち合うリズムを掴み、
そのリズムに合わせてラリーできるようにしていきましょう 。
リズムがつかめてきたら
相手が打つ時に、
-
かまえ(3つの準備)
-
移動
-
ヒット
とリズムに合わせて動きを作っていきます。
リズムに合わせた「かまえ」
その後のヒッティング
これらをリズムよくできるようになってくると
ラリーのリズムが良くなってきます。
リズムが掴めるようになることで徐々にラリー力が高まってきます。
【ラリー力で反響がある記事はこちら】
まとめ
バドミントンは対戦相手と打ち合うスポーツ!
シャトルのラリーは必ず「相手-私、相手-私」の順番で行われています。
つまり
自分が打つことや、自分の動き
ばかりを気にしていると相手の打つタイミングをつかむことができず
リズムの悪いプレイになってしまう。
ということです。
『相手と自分が交互に打ち合う』
というリズムをつかめるように練習していきましょう。
相手が打つ-自分が打つ
相手が打つ-自分が打つ
というリズムが掴めるようになってきたら、相手が打つ時にかまえ(3つの準備)を作れるよう練習し
かまえる(3つの準備)-打つ
かまえる(3つの準備)-打つ
ということをリズムに合わせてできるようにしていきます。
リズムをつかむ。
これがラリー力を高めるための基本的な考え方になります。
相手と自分、相互のリズムを作ってラリー力を高められるよう練習していきましょう。
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