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ダブルスのサーブレシーブが苦手。どんなことに気を付けたらいい?

お悩み相談
この記事は約 6 分で読めます。 5,234 Views

質問

ダブルスのサーブレシーブが苦手です。

ショートサーブに対して攻めたいと思っているのですが、ミスが多かったりついつい上げてしまうことも多いです。

ロングサーブへの対応も遅く上げることが多くしかできません。

どのように改善したらよいでしょうか?

 

こんにちは。

バドミントンコーチの齋藤(@usagi02_soushi)です。

社会人プレーヤーからこのようなご相談をいただきました。

ショートサーブにしろ、ロングサーブにしろ

サーブレシーブについての悩み質問は度々いただいております。

 

回答

ご質問ありがとうございます。

ダブルスのサーブレシーブが苦手ということでお悩みなんですね。

サーブに対して攻撃の意識を持っているものの上手くいっていない。

その攻撃への意識故にロングサーブへの対応も遅れてしまっている感じですね。

 

今回の答えとしては

「ショートサーブへの対応を鍛える」

です。

ショートとロングどっちつかずで対応が遅れるのであれば・・・。

まずはどちらか一方を鍛えていきましょう!

ショートサーブへの対応を磨くメリットとして

  1. ショートサーブのほうが、ネットに近く時間的に余裕が少ないのでより早く対応することが求められる。
  2. ショートサーブに対しては体より前で打つことができるのでパワーに左右されにくい。
  3. 相手のサーブが浮いたりした場合、サーブレシーブがエースショットになりやすい。

ショートサーブへの対応力を高めることで、相手がサーブを打つ際にプレッシャーを感じてくれればしめたものです。

そんなわけでダブルスのサーブ場面ではショートサーブに対しての対応を鍛えていくことがオススメです。

サーブ場面でうまくいかない原因と対策をまとめたのでぜひ参考にしてみてください。

 

 

サーブレシーブが上手くいかない4つの原因と対策

まずはサーブレシーブが上手くいかない主な原因をまとめました。

  1. 相手のサーブにタイミングが合っていない
  2. ラケットより先に足が出ている
  3. プッシュ狙い!
  4. ラケットワークの応用がきかない

 

 

①相手にタイミングが合っていない

サーブレシーブでは相手のサーブにタイミングを合わせる必要があります。

サーバーはもちろん相手が打ちにくいようにタイミングを工夫してくるものです。

サーブ場面で、相手のサーブに対してタイミングが合っていな

というのは致命傷です。

相手サーブにタイミングを合わせましょう。

 

タイミングの取り方

タイミングの取り方は相手のサーブのリズムをつかむことです。

リズムをどのように作っているか。

それがルーティーンです。

サーバーのルーティーンに合わせられるように、

サーバーのルーティーンが始まる前には構えるようにしましょう。

【詳細記事】サーブレシーブ!相手サーブのタイミングを掴むためのポイント

 

 

②ラケットではなく足を出している

ショートサーブに対して早く打たなければと

慌てて足を出してしまいボディバランスを崩してしまう.

ラケットを出すのが遅れてしまう。

というのもサーブレシーブでミスが多い選手にみられる原因です。

 

フットワークとボディワーク

シャトルをうまく触るためにラケットをスムーズに出せるようにしましょう。

ラケットをスムーズに出すために大切なのが

体幹の動きです。

体幹のひねりの動きを使ってラケットを出せるようにしましょう。

【詳細記事】ショートサーブに対してタッチを早くするラケットの出し方

 

 

③真っ先にプッシュを狙っている

攻めの意識が強すぎるのか、サーブレシーブでプッシュばかりを狙っている選手を見かけます。

相手のサーブが沈んできた場合、慌てて上げて甘くなってしまったり、

プッシュをネットに引っ掛けてしまう。

強く打ちすぎてバックアウト。

といったようなミスにつながってしまいます。

 

 

狙う優先順位

サーブレシーブの狙いを整理しましょう。

バドミントンでは「沈める&相手を押し込む」ということが基本的な考え方になります。

相手のショートサーブに対して

  1. まずはヘアピンで沈める
  2. ヘアピンが読まれたらハーフも織り交ぜて沈める
  3. 甘い球が来ればプッシュを打つ

 

というような優先順位をつけて対応していきます。

相手のサーブが良い場合でもヘアピンとハーフを使うことで相手に上げさせることができれば、自分たちの攻撃につなげることができます。

【詳細記事】サーブレシーブの狙いを2つに整理しよう

 

 

④プッシュを打つラケットワークになっている

攻めの意識からプッシュを打ちたい!

ここで問題となるのは

ラケットワークがプッシュ狙いのものになってしまうということです。

プッシュを狙うラケットワークはラケットを立てて入ります。

相手のショートサーブが沈んできた場合、このまま打つとネットに引っ掛けてしまいます。

そこからラケットを切り替えてヘアピンに変えるのは打点が下がってしまうため効果的ではありません。

また、プッシュが打てず慌ててロブを打つとコントロールが乱れる可能性も高くなってしまいます。

 

ひねりを使ったラケットワーク

そこでラケットワークに工夫をしていきます。

それが

ラケットをできるだけ寝かせた状態で入ることです。

ラケットを寝かせて入り、

ヘアピンやハーフを狙います。

そして、甘いサーブが来た場合はそこから「ひねりを使ったラケットワーク」でプッシュに切り替えます。

このラケットワークを使うことで沈めると押し込むどちらにも対応しやすくなっていきます。

【詳細記事】サーブレシーブでプッシュを打つ!重要なラケットワークを解説!

 

 

まとめ

ダブルスのサーブレシーブでは

まずはショートサーブへの対応を高めていきましょう。

 

どこに問題があるかをさぐり、一つずつ確認していくことです。

特に相手のサーブのリズムに対して準備できていないことや、

プッシュを狙いすぎて応用がきかないということが多いように思います。

特に、狙い球の優先順位は考え方なのでぜひ覚えておきたいポイントですね。

 

 

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ライター紹介 ライター一覧

齋藤 聡史

齋藤 聡史

日本スポーツ協会公認コーチ(バドミントン)
ビーウェイ長野伊那店 代表
日本バドミントン専門店会認定『First Class Stringer(ファーストクラスストリンガー)』
バドチュー.NET運営

■ 生年月日:1985 年 12 月 23 日
■ 身長(cm) / 体重(kg):179cm / 68kg
■ 血液型:B型
■ 出身地:静岡県
■ 経 歴:入野中学校 → 湖東高校 → 天理大学
→ビーウェイ株式会社→総合型地域スポーツクラブ→起業

バドチュー.NETを運営しています。
長野県伊那市にてラケットスポーツ専門店の経営とバドミントンインストラクターをやっています。

中学時代は棒高跳びで静岡県5位入賞。
高校進学後に地域のクラブチームにてバドミントンを開始。
大学にて生涯教育に出会い、バドミントンと生涯学習というテーマに興味を持つ。
長野では小中学生から大人までバドミントン指導を展開。
バドミントンの上達や活性化には用具選びやメンテナンスが必要と考え、2021年コロナ渦にもかかわらずビーウェイ長野伊那店を開業。

さらに詳しいプロフィールは
http://badchu.net/uneisyajouhou

コメント

  1. かず より:

    齋藤コーチへ質問です。
    自分は一応高校でバドミントンを習っていました。
    大学からバドミントンを始めた友達がいるのですが、
    どういったことから教えればいいのかわかりません。
    初心者向けのページをつくってもらえないですか?

    1. 齋藤 聡史 齋藤 聡史 より:

      コメントありがとうございます。
      初心者向けの記事も増やしていければと考えております。
      また、最近では記事も増えてきましたのでフットワークのまとめページなども制作を企画しております。
      今後もご要望をお聞かせいただければと思います。

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