コンポジットテクノ『LESMO 7シリーズ』3機種試打レポート
こんにちは。
元バドミントン専門店店員のバドミントンコーチ齋藤(@usagi02_soushi)です。
きましたね!
コンポジットテクノより新製品が。
え!?
コンポジットテクノってなに?
そんな方はこちらの記事からご覧ください。
今回発売となるのは、LESMO7シリーズ。
LESMO5シリーズの上位機種となります。
Contents
LWSMO 7シリーズスペック
LESMO(レスモ)シリーズはコンセプト別にわかれています。
パワーモデルの『P』、コントロールモデルの『C』、スピードモデルの『S』の3機種にそれぞれ
新機種『7シリーズ』が追加!
7シリーズは3機種ともに3Uスペックとなっています。
シャフトの硬さが3機種ともに5シリーズよりも1ランクずつ硬いものになっていますね。
5シリーズにシャフトの硬さと重量を増したモデル。
『上級者仕様』のLESMOです。
LESMOのテクノロジー
妥協なく素材やノウハウにこだわり、先端技術の詰まったラケットにします。
公式ホームページあるように、LESMOシリーズではテクノロジーや素材にこだわりを感じます。
コンポジットテクノ社製シャフト
あらゆる⽅向からの復元⼒を同じ曲げ強度でも実現可能とした多軸組布をシャフト最外層に使⽤。
⾼級材料としてゴルフに採⽤されているものをバドシャフトにも応⽤
カーボンを縦、横、斜めと組み合わせること質の高いシャフトに仕上がっているようです。
【シャフトを活かす技術】鋭いドライブを打つ~4つのポイント~
TRS(T-REINFORCE-STRUCTURE)
Tジョイント部に超⾼弾性カーボンプリプレグ”YSH-60A”を配置して、捻れを防⽌するとともに、
超⾼弾性カーボンならではのソリッドな打感を実現
どのメーカーもこだわる部分がこのTジョイント部分。
フレームとシャフトの接合部の性能はラケットの生命線の一つですね。
【腕のひねりを活かす】捻りを使ったラケットワーク
VKP(VARIOUS-KICK-POINT)
職⼈が1本ずつ丁寧に複雑な積層構成を施し、シリーズ毎にしなるポイントを調整
コンポジットテクノのシャフトではキックポイントを調整しています。
カーボンの巻き方で変化をつける方法と、シャフトをテーパー形状にする方法とあるようです。
5シリーズから7への進化
Lesmo7シリーズでは5シリーズからの進化が見られます。
特に上級者仕様とするためにこだわった部分でもありそうです。
4軸から6軸へ
多⽅向に繊維が均⼀に配置され、その⽅向へのしなりを加速させると共に、
繊維のしなる⽅向を固定する=「しなり」と「ねじれにくさ」を両⽴した⾼級多軸組布。
7シリーズでは6軸カーボンを採用しています。
5シリーズよりさらに、ねじれに強いシャフトを目指しているようです。
ベルベットペイントコーティング
フレームを特殊素材ペイントでコーティングし耐久性をUPさせ、
さらに振動吸収で、不快な振動のみをカットしております。
硬さを出すとどうしても打球感も硬くなるもの。
そこで、フレーム部分に新しいコーティングを採用。
このコーティング、触ればわかる!
柔らかく感じる不思議なコーティングです。
ラケット別!試打レポート
LESMO “P7″(赤)
POWER FRAME:センタースナップ構造
POWER SHAFT:外径 φ7.0mm
キックポイント:手前調子
パワーを活かすためのヘッドヘビーバランス。
ヘッドの重さに負けないシャフトがヘッドヘビーを活かす!
オススメ
- 男性上級者
- ヘッドが重いけど遅れて出てくるのは嫌い!
- シングルスプレーヤー
- クリアーをしっかりと捉えたい。
ちょっと待った
- ラケットの操作性を重視するプレーヤー
- 軽いタッチで弾きたい
【パワーを活かす】スマッシュを安定させる~左手の使い方~
LESMO “S7″(黄)
SPEED FRAME: スリム&エアロ構造
SPEED SHAFT: 外径 φ6.6mm
キックポイント:先調子
ヘッドライトでもシャトルに力を伝える。
シャフトの性能をフレームに伝えるTジョイント部分の安定感。
ヘッドを軽くするとどうしてもパワー不足を感じてしまうものです。
力をしっかりと伝えるシャフトがそのパワー不足を補っています。
Tジョイント部分の安定感を感じる仕上がりです。
オススメ
- ダブルスプレーヤー
- ドライブリターンから前衛勝負
- 強打は連打!
- ドライブをブレずに打ちたい
ちょっと待った
- しっかりストローク!
- シャフトのしなりを使って打ちたい
【スピードを活かす】バックハンドスキル~てこの原理でシャトルを弾く~
LESMO “C7″(青)
CONTROL FRAME : スリム&多角形断面構造
CONTROL SHAFT: 外径:φ6.8mm
キックポイント:真ん中
やや小さめで極細のフレーム設計が鋭いスイングを生む。
一番の特長はシャープなフレーム形状です。
3機種で一番振り抜きが良いですね。
コンパクトにシャトルを捉えるほどに生きてくる感じのラケットです。
振るよりも捉えるといったイメージで使うのがおすすめです。
オススメ
- シャトルをコンパクトに捉えたい
- 相手のコートを大きく使う
- 振りぬきが良いラケットが好き
- タッチの感覚が重要
ちょっと待った
- 球持ちが欲しい
- シャフトのしなりを活かしたい
【コントロールを活かす】ミスの原因と対策はこれ!2/3コントロールを練習しよう
まとめ
さらに進化を遂げたLESMOの7シリーズ。
シャフトの硬度と重量を増して上級者のプレーに対応しています。
目的やタイプで使いやすいラケットがわかれる仕様になっています。
特に上級者は自身が求めるプレーに合わせてラケットを選びたいものです。
プレースタイルに合わせるのももちろん、苦手を補うという選び方も面白いかもしれません。
試打ラケットの貸し出しがあるのも嬉しいサービスですね。
気になる方は是非試してみてください。
「バドミントンは人生そのもの」
ヘッドヘビーのラケットの弱点、それがまさに捻じれの出やすさ。
今回のシャフトでは、ヘッドヘビーなバランスに負けない剛性があります。
ヘッドヘビーバランスをしっかりとしたシャフトが活かしてくれる。
そんな仕上がりになっています。