バックハンドが難しいと感じるのは、非日常の壁があるから。非日常の壁を突破する「習って慣れろ」のすすめ。
真面目でテキトーなバドミントンコーチ齋藤(@usagi02_soushi)です。
バックハンドは難しい!
バックハンドなんて私には打てるわけない
食わず嫌い気味に諦めてしまっている方・・・
練習はしてみたもののやっぱりバックハンドは難しい・・・
とバックハンドに対するハードルを自分で高くしてしまっている方等々
バックハンドに関する悩みはバドミントンプレーヤーであれば誰しもが一度は通る道なのではないでしょうか。
実際バックハンドは難しいのです。ある時までは。
ですがそのある時を過ぎるとバックハンドは一気に上達してきます。
バックハンドでレシーブができれば
守備範囲が広がりますし、ハイバックからドロップ、クリアーを打てれば追い込まれることが怖くなくなりますし、バックハンドからロブやネットプレーを打ち分けられたら相手を揺さぶることができます。
できたらいいのにな!という憧れもある。
だけど悩みも多いバックハンド。
上達するために、とても大切なことが一つあります。
それが『非日常の壁を突破する』ということです。
バックハンドは難しいものだと思い込んでいる人、バックハンドは運動神経が悪い私には無縁のもの・・・と思い込んでいる人はぜひとも読んでみてください
Contents
バックハンドが難しい理由
バドミントンはバックハンドを多用するスポーツです。
そのためバドミントン経験が長い人からすると、バックハンドを多用することは『当たり前』の感覚であることが多いです。
しかし、バドミントン経験が短い人からするとバックハンドは『非日常的』な感覚なのです。
ここで質問です。
「皆さんは日常生活でバックハンドの動作をする機会はあるでしょうか?」
どうでしょう。
日常生活のなかでバックハンドの動作をする機会、あまり無いですよね。
そのため、バックハンドの動作に関しては
- 非日常の動作のため知識がない(頭が不慣れ)
- 非日常の動作のため慣れていない(体が不慣れ)
ということがバックハンドが難しい原因なのです。
①非日常の動作のため知識がない
普通に生活を送っているとバドミントンのバックハンドの動作に関する知識に触れることはまずないでしょう。
つまり、バドミントンのバックハンドに関する知識は『意識的に身につけようとする必要がある』ということです。
また、知識だけでなく非日常的な動きということは「経験知」も少ないということです。
オーバーヘッドストロークであれば、「ボールを投げるような動き」といったり、フットワークであれば「スキップの動き」といったり、バドミントンとは異なる経験から結びつくきっかけがあります。
しかしバックハンドの動作は非日常的な動きのため、バドミントン経験の浅いプレーやーにとっては特に知識や経験知が少ない状態なのです。
②非日常の動作のため慣れていない
歩くことや、お箸を使って食べること、自転車に乗ることなど、日頃から使う動作は「自然とできる」と思います。
正確には「自然とできるようになった」と言えます。
思い返してみてほしいのですが、例えばお箸を使うことや、自転車に乗るということは、最初のうちは不慣れで難しかったのではないでしょうか。
しかし、日々の生活の中で使い続けることによりその動作が「当たり前」のことになり「違和感なく」「自然とできる」ようになっていったことでしょう。
つまり、バックハンドが難しい大きな原因は「慣れていない」ということなのです。
慣れていないことをするのは「ストレス」がかかります。
人間ですからストレスがかかることは避けたくなるので、ついついバックハンドは避けたくなってしまいます。
バックハンドを避けてしまうと「慣れない動きのまま」となります。
整理するとバックハンド上達のためには
「バックハンドを使う」ことにより「バックハンドに慣れる」ことが必要です。
非日常の壁を突破せよ
非日常の壁とは言い換えれば「不慣れ」ということです。
「習うより、慣れろ」という言葉があるように「慣れる」ということがバックハンド上達には必要不可欠な要素なのです。
しかし、バックハンドをたくさん練習して「慣れた」ものの、変な癖(変な癖とは打てないストロークや打ちにくストロークが発生しやすい打ち方)を持ったまま慣れてしまうと今度は癖の修正にまた時間をとられてしまいます。
そこで私が提案するのは「習って、慣れろ」という方法です。
「習って、慣れろ」でバックハンドにおける非日常の壁を突破するための3つのステップを紹介します。
①バックハンドのフォームや打ち方を理解する(習い)
バックハンドは非日常の動作です。
まずはバックハンドについて理解をしましょう。
理解することで上達が早まることが考えられることと、変な癖を身につけないようにする効果が期待できます。
理解したいポイントは3つ
- グリップのハンドリング
- リストスタンド
- 打点
です。
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②できる感覚を掴む(習いと慣れの分岐点)
「バックハンドで打てる」感覚を掴む段階です。
バックハンドでロブが飛ぶ!という経験や、バックハンドからクロスに打てる、ストレートとクロスを狙って打ち分けられた、ハイバックからドロップが打てた!
このような経験から「できる感覚」に触れることです。
この「できる感覚」に出会うまでが「習う」段階です。
この段階は「出会い」と言ってもよく、突然やってきます。
「あ!これか!」といった感覚に出会えるよう試行錯誤しながら練習を繰り返してください。
③できる感覚を定着させる(慣れ)
「できる感覚」を定着させていく段階!
非日常の壁を突破するまであと少しです。
「できる感覚」を丁寧に繰り返し練習してください。
そうすること「違和感なくできる」ようになってきます。
先ほどの「出会い」の感覚とは真逆で、この段階では繰り返し練習しているうちに気が付いたら「当たり前」になっている状態です。
まとめ
バックハンド上達のために必要なこと
「非日常の壁を突破する」つまり「バックハンドに慣れる」ことです。
そのためには、
- バックハンドについて正しい知識を身につけること
- 「できる感覚」を掴むこと
- できる感覚を繰り返しおこなって「当たり前の感覚」
にすることです。
バックハンドで非日常の壁を突破するために『習って、慣れる』で取り組んでみてください。
「バドミントンは人生そのもの」
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