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ハイバック!クロスドロップ二つの打法

 2019/04/13 ヒッティングスキル
この記事は約 6 分で読めます。 7,512 Views

こんにちは。

バドミントンコーチ齋藤(@usagi02_soushi)です。

 

ハイバックが打てるようになりたい。

だけどハイバックってどうやって打てばいいの?

そんな質問をよくいただきます。

 

今回はハイバックの中でもクロスショットのドロップ!

ハイバッククロスドロップの打法を解説します。

【ドロップとはの記事】【バドミントン用語解説】ドロップ

 

クロスショットはポイントを理解することで格段に打てるようになっていきます。

逆に!

クロスに打ちたい!との思いからクロスへラケットを振りまわしてしまっているとシャトルがクロスへ飛ばなかったり、クロスへ飛んだとしても体勢を崩してしまったりと苦しいプレーになってしまうこともあります。

ハイバックからクロスショットを打つためのポイントを解説していきます。

 

 

ハイバックのおさえておきたい二つの基本

まずはハイバックを打つ際におさえておきたい基本のポイントがあります。

それが

  1. 打点
  2. グリップ

です

 

打点

基本はおでこの前です。

ハイバックが苦手という方で多いのがこの打点がズレてしまっていることが多いように思います。

まずはこの基本の打点を抑えると良いでしょう。

ハイバックの打点

 

グリップ

もう一つおさえておきたいポイントがグリップです。

親指をグリップのどの位置に置くかによって打ちやすさが変わったり、打てるコースが変わってきます。

特にハイバックでは⑧番の位置を使うことが多いですが、クロスに打つ場合は①番のグリップも使います。

バックハンド上達~2つのグリップを使い分ける~

 

 

ハイバッククロスドロップ二つの打法

ハイバックに必要な二つの基本をおさえ、クロスドロップの打ち方を見ていきます。

クロスドロップを打つには二つの打法を用います。

  1. 運んで打つ(スライス・カット)
  2. 弾いて打つ

というものです。

 

運んで打つ(スライス・カット)

いわゆるカットと呼ばれる打ち方です。

ラケット面でシャトルの羽根をこするようにしてクロスへ打ちます。

 

弾いて打つ

シャトルとラケット面が当たる時間を短くするようにして打ちます。

ラケットに瞬間的に力を伝えるようにして打つ方法です。

 

 

二つの打法を解説

それではそれぞれの打法を見ていきます。

 

運ぶクロス(スライス)

 

グリップ

⑧番の部分に親指を添えて打っています。

グリップの持ち方については打ちたいコースや打たれたシャトル、体勢に応じて微調整をするのでこのグリップでなくてはいけないというわけではありません。

ハイバックからクロスカットでネット際に打つ場合には⑧番のグリップで練習すると感覚が掴みやすいので、そこから少しずつ調整してみてください。

 

運んで打つショットの特長

スライスして打つドロップの特長は、

「スピードを抑えやすい」

ことです。

スライスすることで、シャトルとラケット面の接触時間を長くすることができるので、ドロップをゆっくりなスピードにコントロールしやすいのが特長です。

ゆっくり打ちやすいということは、ネットギリギリ、球足を短くしたドロップが打ちやすくなります。

【ラケットワークの向上系記事】ラケットワークは3つの動作で決まる!

 

 

弾くクロス

 

グリップ

⑧番もしくは①番の部分に親指を添えて打っています。

(グリップの番号はバックハンド上達~2つのグリップを使い分ける~参照)

①番のグリップにする方が、よりクロスへ角度をつけて飛ばしやすくなります。

コート奥へ追い込まれ、体勢が苦しくなるにしたがってグリップを①番に近づけていくイメージで使いわけるとよいでしょう。

 

弾いて打つショットの特長

弾いて打つドロップの特長は、

「シャトルを加速させやすい」

ことです。

本来であれば、シャトルを加速させるとドロップをネット際に打つことが難しくなります。

しかし、ハイバックで苦しい体勢になればなるほど、シャトルに力を伝えることが難しくなります。

そこで、コンパクトなスイングでシャトルに力を伝える技術が必要となります。

追い込まれた状態ではこの弾く打法を使えるように練習しましょう。

 

追い込まれた状態でなくても、コンパクトに打てるということは、

「相手にストロークを読まれにくい」

という利点もあります。

弾くハイバックを覚えることで追い込まれた対応、相手に読ませないクロスショットができるようになっていきます。

【弾きを向上する記事】鋭いドライブを打つ~4つのポイント~

 

 

まとめ

ハイバックでクロスドロップを打つには二つの打法を用います。

  1. 運んで打つ(スライス・カット)
  2. 弾いて打つ

 

運んで打つ(スライス・カット)

グリップは主に⑧番に親指を添えるようにして、ラケット面でシャトルの羽根をこするようにしてクロスへ打ちます。

シャトルのスピードを抑えやすいことがメリットです。

ドロップのコントロールをしやすく、相手のネット際を狙ったゆっくりとしたドロップを打ちやすい打法です。

 

弾いて打つ

グリップは主に⑧番を使いますが、追い込まれた状態になるほど①番も使って打ちます。

シャトルとラケット面が当たる時間を短くするようにして、瞬間的に力を伝えるようにして打つ方法です。

コンパクトに打てる打法で、追い込まれた状態からでもクロスに打つことができ、引きつけて打つことで相手にストロークを読まれにくいのも特長です。

 

ハイバックからクロスドロップを打つ二つの打法を解説してきました。

二つの打法は打点や狙いに応じて使い分けられるよう練習していきましょう。

【打ち分けの関連記事】ドリブンクリアーとハイクリアーの打点を比較

 

 

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ライター紹介 ライター一覧

齋藤 聡史

齋藤 聡史

日本スポーツ協会公認コーチ(バドミントン)
ビーウェイ長野伊那店 代表
日本バドミントン専門店会認定『First Class Stringer(ファーストクラスストリンガー)』
バドチュー.NET運営

■ 生年月日:1985 年 12 月 23 日
■ 身長(cm) / 体重(kg):179cm / 68kg
■ 血液型:B型
■ 出身地:静岡県
■ 経 歴:入野中学校 → 湖東高校 → 天理大学
→ビーウェイ株式会社→総合型地域スポーツクラブ→起業

バドチュー.NETを運営しています。
長野県伊那市にてラケットスポーツ専門店の経営とバドミントンインストラクターをやっています。

中学時代は棒高跳びで静岡県5位入賞。
高校進学後に地域のクラブチームにてバドミントンを開始。
大学にて生涯教育に出会い、バドミントンと生涯学習というテーマに興味を持つ。
長野では小中学生から大人までバドミントン指導を展開。
バドミントンの上達や活性化には用具選びやメンテナンスが必要と考え、2021年コロナ渦にもかかわらずビーウェイ長野伊那店を開業。

さらに詳しいプロフィールは
http://badchu.net/uneisyajouhou

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