ウィルソン史上最細ストリング!『SX63』をレポートします。
こんにちは。
元バドミントン専門店店員のバドミントンコーチ齋藤(@usagi02_soushi)です。
ストリングの違いってなに?
そんなに違いがあるの?
そんな疑問は多いものです。
ストリング(ガット)はシャトルとコンタクトする重要な用具であり、
シャトルに力を伝える部分であるのと同時に、自身の手にシャトルの感覚を伝える部分なのです!
ストリングには太さの違いや材質やコーティング、編み込みの方法などにより打球感が異なります。
自分が好みのストリングがわかればより気持ちよくシャトルを打つことができたり、よりコントロールしやすくなったりと上達にもつながっていきます。
今回はウィルソンから発売された「SX63」は、松友選手が使用する「CX66」と同時に発売されたモデル!
ウィルソン最細ストリングの試打レポートをお届けします。
【松友選手使用ストリング】松友選手使用のウィルソンストリング「CX66」レポート
ウィルソン公式ホームページ(ストリング)
https://www.wilson.co.jp/badminton/strings_badminton/
Contents
ウィルソン2019年モデル3機種
松友選手が契約していてラケットとストリングを使用していることでもおなじみのウィルソン!
2019年モデルとして3機種が発売。
パワー・コントロール・スピードと3タイプに分かれています。
パワータイプ
PX68(0.68ゲージ)
コントロールタイプ
CX66(0.66ゲージ)
【試打レポート】松友選手使用のウィルソンストリング「CX66」レポート
スピードタイプ
SX63(0.63ゲージ)
名前の頭文字がそれぞれの性能表示、そして数字がゲージの細さになっておりわかりやすい表示となっています。
【比較記事】試打レポ!ウィルソン最新ラケット『BLAZE SX8800J CV』と『BLAZE SX7700J CV』比較
SX66(スピードモデル)のポイント
ウィルソン史上最細0.63ゲージ
0.63ゲージ!
ヨネックスのロングセラーであるNBG98(ナノジー98)が0.66
そしてアルティマックスが0.65ということでそれよりもさらに細い!
反発重視のストリング。
細いストリングというだけに球離れの良さを重視したストリングになっているようです。
【弾く技術の記事】バックハンドスキル~てこの原理でシャトルを弾く~
試打レビュー
それでは今回もいつものごとく25ポンドで張り上げて試打!
弾く感じ!
ドライブを打って感じるのは、球離れの良さ!
細いストリングなだけに球離れが良く、ドライブを打っていて気持ちいいですね。
ゲージも細いだけに、甲高い音がします。
ドライブやロブなどの感覚がとても良いです。
【ドライブ記事】なぜ?基礎打ちで最初にドライブを打つ理由
柔らかさもある!
細いゲージで球離れが良いストリングなのですが、打球感に柔らかさを感じます。
アルティマックスと比べると、SX63の方が柔らかい打球感です。
ヨネックスの人気ストリング、ナノジー98に近いかなという感覚です。
細いストリングは球離れが良いぶん、硬さを感じることがありますが、SX63は柔らかめの打球感なのでしなやかさも兼ね備えている点がGOODです。
ショートドライブやハーフなどの小技のコントロールがよい感じです!
【やわらかさが大切な記事】ドロップのミスを減らしたい!3つの打点を意識しよう。
球離れと柔らかさのバランス
細いストリングにすることで球離れが良く、ドライブやドリブンクリアーなど鋭く打ちたいショットでは気持ちよく打つことができます。
柔らかさも兼ね備えたストリングなので、柔らかいタッチのショットもやりやすいのが嬉しいですね。
ショートドライブやハーフも打ちやすくダブルスの細かな技術に最適なストリングと言えます。
オススメのプレイヤー
- ダブルスの前衛を得意とするプレーヤー
- レシーバー
- 女性プレーヤー全般
におすすめです。
ゲージが細く、球離れが良いので、ドライブやレシーブなど鋭く弾きたい人、ダブルスプレーヤーには特におすすめです。
また、打球感は柔らかめになっています。
柔らかめの打球感なのでネットプレーやハーフの繊細なプレーでも優しさを感じます。
弾きと柔らかさを兼ね備えたストリングですので、女性におすすめです!
男性としては、ドライブやレシーブで低空戦でたたかう人やハーフやネットを駆使して相手を揺さぶるダブルスプレーヤーにオススメ!
弾きと柔らかさの両立はこのストリング独特の感じを体感してみたい!という方は是非お試しあれ。
【ストリングレポート】
「バドミントンは人生そのもの」