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樋口コーチに学ぶ~オーバヘッドストロークの指導スキル~

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この記事は約 7 分で読めます。 1,863 Views

こんにちは。

バドミントンコーチの齋藤(@usagi02_soushi)です。

 

バドミントンプロコーチである樋口コーチ(樋口孝雄@バドミントンプロコーチ

はバドチューレッスンの初回(【レッスンレポート】ドライブ練習会を開催しました。)にご参加いただいたのをきっかけに、

実践学園さんにて合同練習(実践学園女子バドミントン部と合同練習レポート

でお世話になり、今回ははるばる長野県にお越しいただき指導技術の勉強会を開催しました。

 

私からは、シングルスフットワークの基本をお伝えさせていただきました。

主に

フットワークの歩数~フォア側3歩とバック側2歩~」を踏まえ、

実戦的にしていく中で

フットワークのスピードを高める!基底面の方向と使い分け方」をおこない、

さらに基底面の使いわけの応用をお伝えいたしました。

 

そして樋口コーチからは、初心者へのオーバヘッドストロークのフォーム構築方法についてご指導いただきました。

今回は、樋口メソッドとも呼べる樋口コーチのレッスン内容のまとめをお送りします。

 

 

オーバヘッドストロークの基礎構築は3ステップ

樋口コーチはオーバヘッドストロークの構築には3つのステップを踏まえるといいます。

それがこの3つ!

  1. 回内動作(ラケットの振り)の構築
  2. 腕の振りの構築
  3. 体の回転の構築

 

樋口メソッドの優れている点は、細かく分解されていて順番におこなうことで共通の理解ができること、そして大人数に対応できるという点です。

春先の新入生への指導方法として、とても優れた指導方法を確立されています。

リンク先を見ていただければ深くご理解いただけると思いますので、今回は要点を整理していきます。

 

回内動作(ラケットの振り)の構築

回内動作の構築の手順については樋口コーチの記事(上打ち(オーバーヘッドストローク)回内動作(右腕の左捻じり)の構築)をご覧ください。

 

この回内動作の構築でポイントとなるのが、

  1. グリップ
  2. 打点の位置
  3. この時点では腕の振りを入れないこと

の3つです。

 

グリップの持ち方がズレてしまうと良いインパクトが生まれません。

最初は打ちにくいかもしれませんが、丁寧に練習をしていきましょう。

打点の位置はとても分かりやすく、

「右肩の真上になるように」と子どもや初心者でもイメージしやすい言葉に落とし込まれているのも樋口メソッドの特徴です。

あくまでもラケットの振りの練習のため、この時点では腕の振りを入れないよう、

肘の位置も「鼻より前にでないように」と具体的なポイントをご指導いただけます。

【慣れは大切】バックハンドが難しいと感じるのは、非日常の壁があるから。非日常の壁を突破する「習って慣れろ」のすすめ。

 

 

腕の振りの構築

次は腕の振りをいれていきます。

こちらも詳細は樋口コーチの記事(上打ち(オーバーヘッドストローク)上半身のスイングフォームの構築(右腕の縦旋回動作(縦振り)+回内動作)をご覧ください。

 

この腕のスイング動作の構築でポイントとなるのが、

  1. 肘の位置
  2. グリップのゆるみと握りこみ
  3. 肘の動き

の3つです。

 

ラケットの振りをマスターできたら第二段階です。

腕の振りとラケットの振りを合体させていきます。

 

ここでも重要なポイントが肘の位置になります。

先ほど同様に「肘の位置」がポイントになります。

「鼻より前に出ない」ようにおこないます。

 

腕の使い方と有りますが、ここでは「手の使い方」ハンドリングスキルも含まれてきます。

ラケットが後ろに動いた段階でグリップを持つ手が緩んだ状態となります。

そこからラケットの握りこみへと移行していくことでラケットヘッドの加速につながります。

 

最後に肘の動きです。

肘は「曲げ伸ばし」の動きとなります。

加速させる動きから、打点のポイントへラケットを合わせるために肘が曲げられた状態から伸びていく動きが発生します。

 

ここでは腕の振りという言葉を使っていますが、前に振るというわけではなく、腕の実際の動きの部分を丁寧に練習していく段階となります。

この段階を丁寧に行うことで、ラケットヘッドの加速と打点を合わせることを両立できるようになってきます。

【バックのラケット加速スキル】バックハンドスキル~てこの原理でシャトルを弾く~

 

 

体の回転の構築

第二のステップで腕の動きとラケットの動きが完成したら、いよいよ体幹、全身を使って打つフォームを構築していきます。

このステージは基本的な素振りのフォームを構築します。

 

そのチェックポイントが8つ!

  1. パワーポジション
  2. テイクバック(ラケットの引き方)
  3. 左手(ノンラケットハンド)でバランスをとる
  4. 左足の捻り(股関節の捻り)
  5. 捻り戻し(同時に二つします)
    1. 右足の捻り(股関節の捻り)
    2. 左手を引き下げる
  6. スイング(ラケットの振りと腕の振り)
  7. ラケットを振りぬく
  8. 左手を収める

 

いっぱいありますね(笑)

オーバヘッドストロークというのはこれだけ複雑な動きをしているということなんですね。

指導者としてはこのような分解された要素を知っておいて損はないと考えます。

 

初心者、初級者はこの8つの流れを丁寧におこなっていくことでオーバーヘッドストロークの基本的なフォームを構築することにつながっていきます。

指導者は、この8つの流れを理解した中で、現場ではどのポイントをどのように修正したら良いのかということが必要となります。

【スイング力を高めるポイント】スマッシュ力を高める~腰の回し方~

 

 

樋口メソッドの使い方

この樋口メソッドには二つの段階があります。

  1. 選手へのティーチング段階
  2. 選手への定着の段階

です。

 

まずは、選手へのティーチングを通して、フォームの構築、理解を高めます。

その後の練習では、反復練習をすることでフォーム(スキル)の定着をはかります。

 

指導者としてはティーチングにてフォームを構築するスキル

そして、その後にポイントを見極めて修正するスキルを身につける必要があるということです。

 

余談になりますが、このメソッドを知ることで、知識はもちろんのことですが指導の幅が広がります。

樋口コーチに直接の指導をしていただく方が、当然ながら選手への理解は高まると思います。

がしかし、指導者自身がこのメソッドを理解し指導方法を学ぶことでチーム全体のレベルアップにつながっていくことになります!

 

 

まとめ

長くなりましたので・・・

まとめます。

 

流れとしては、

  1. ラケットの振りを構築
  2. ラケットの振りに腕の使い方をプラス
  3. 全身運動にラケットの振りと腕の使い方を組み込む

ということになります。

 

それぞれの項目に細かなチェックポイントが設けられています。

一つ一つ丁寧に練習してみてください!

 

また、樋口コーチはプロコーチとして全国出張しております。

樋口コーチに直接依頼したい!

指導方法を学びたいというかたは、本拠地東京を尋ねるもよし、出張レッスンを依頼するもよし。

樋口コーチのツイッター(樋口孝雄@バドミントンプロコーチ

 

難しい技術を誰でもできるように分解するのが樋口メソッドの真骨頂。

特にオーバーヘッドストロークの構築は一見の価値ありです!

 

 

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ライター紹介 ライター一覧

齋藤 聡史

齋藤 聡史

日本スポーツ協会公認コーチ(バドミントン)
元日本バドミントン専門店会認定『First Class Stringer(ファーストクラスストリンガー)』
バドチュー.NET運営

■ 生年月日:1985 年 12 月 23 日
■ 身長(cm) / 体重(kg):179cm / 68kg
■ 血液型:B型
■ 出身地:静岡県
■ 経 歴:入野中学校 → 湖東高校 → 天理大学
→ビーウェイ株式会社→バドミントンコーチ

バドチュー.NETを運営するバドミントンコーチ。

中学時代は棒高跳びで静岡県5位入賞。
高校進学後に地域のクラブチームにてバドミントンを開始。
大学にて生涯教育に出会い、バドミントンと生涯学習というテーマに興味を持つ。
現在は小中学生から大人までバドミントン指導を展開。
専門店勤務の経験からバドミントンの上達には用具選びやメンテナンスが必要と考え、アドバイスやストリンギング活動もおこなっている。

さらに詳しいプロフィールは
http://badchu.net/uneisyajouhou

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