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フットワークのスピードを高める!基底面の方向と使い分け方

 2019/01/08 ボディコントロール
この記事は約 4 分で読めます。 7,448 Views

こんにちは。

真面目でテキトーなバドミントンコーチ齋藤(@usagi02_soushi)です。

ドロップに足が出ない。

クリアーで追い込まれる。

フットワークがもっと早くなれば。

バドミントンプレーヤーの多くの方が悩むのがこのフットワーク!

 

今回はフットワークのスピードを高めるために、基底面の向きからフットワークのスピードアップの方法を解説します。

【バドミントン用語解説】支持基底面

 

 

基底面の方向とスピードの関係性

基底面は両足を結んだ面のことで、基底面は楕円のような形となります。

 

その時に長い面の方向がスピードが出やすい方向となります。

逆に、バドミントンのように、短い距離を移動する場合、基底面の短い面では動きのスピードが出しにくいといえます。

 

整理してみましょう。

  • 基底面の長い面の方向はスピードを出しやすい。
  • 基底面の短い面の方向はスピードを出しにくい。

となります。

 

 

基底面は3つの方向を使いわけよう

それでは、バドミントンコートを速く動くためにはどうしたらよいでしょうか。

そこで出てくるのが基底面。

動きたい方向に基底面の長い面を向けるということです。

 

バドミントンのフットワークは6方向への動きが基本です。

この6方向に対応するために3方向の基底面を使いわけます。

それが、

  1. 左右
  2. 右前と左後ろ
  3. 左前と右後ろ

です。

 

 

左右

左右の基底面です。

ネットに対して平行の基底面となります。

左右への動きがやりやすい基底面です。

 

基底面を使うタイミング

相手のスマッシュやプッシュのレシーブ

ドライブ合戦

基本的に相手が速い球を打ってくる場面で多く使う基底面となります。

 

 

右前と左後ろ

右足が前、左足が後ろの基底面です。

右利き選手の場合はラケットを持つ手と足が前に来るような状態となります。

右利き選手の場合フォア前とラウンド側(バック奥)への移動がしやすい状態です。

 

基底面を使うタイミング

フォア前へのヘアピンやドロップを狙う

ラウンド側へのクリアーやロブを狙う

ヘアピンなどのネット際へ打って、相手のネットリプライ(ヘアピンでの返球)を狙いつつも後方にも対応する

 

 

左前と右後ろ

左足が前、そして右足が後ろという基底面です。

右利き選手の場合では、ラケットを持っている手と反対側の足が前になります。

右利き選手の場合、バック前への移動とフォア奥への移動がスムーズにおこないやすい基底面です。

 

基底面を使うタイミング

バック前へのヘアピンやドロップを狙う

フォア奥へのクリアーやロブを狙う

ヘアピンなどネット際へ打って、相手の奥へのリターン(ロブ)を狙いつつも前方へのリターンも対応できる

 

 

まとめ

基底面の方向と動きやすさの関係性を理解することでフットワークのスピードを高めることができます。

基底面の特長として

  • 基底面の長い面方向はスピードを出しやすい。
  • 基底面の短い面方向はスピードを出しにくい。

となります。

そこで

基底面は3つの方向を使いわけるようにしましょう。

それがこの3つの方向です。

 

 

それぞれの基底面のスピードアップする方向と狙いをまとめます

左右

【動きやすい方向】

フォアサイドとバックサイド

【狙い球】

レシーブやドライブ戦

 

右前左後ろ

【動きやすい方向】

フォア前とラウンド側への動き

【狙い球】

ネット前を狙う

 

左前右後ろ

【動きやすい方向】

バック前とフォア奥への動き

【狙い球】

後方へのシャトルを狙う

 

動きだしの基底面の作り方を3パターンを紹介しました。

3つのパターンを使いわけてフットワークのスピードを高めていきましょう。

 

 

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ライター紹介 ライター一覧

齋藤 聡史

齋藤 聡史

日本スポーツ協会公認コーチ(バドミントン)
ビーウェイ長野伊那店 代表
日本バドミントン専門店会認定『First Class Stringer(ファーストクラスストリンガー)』
バドチュー.NET運営

■ 生年月日:1985 年 12 月 23 日
■ 身長(cm) / 体重(kg):179cm / 68kg
■ 血液型:B型
■ 出身地:静岡県
■ 経 歴:入野中学校 → 湖東高校 → 天理大学
→ビーウェイ株式会社→総合型地域スポーツクラブ→起業

バドチュー.NETを運営しています。
長野県伊那市にてラケットスポーツ専門店の経営とバドミントンインストラクターをやっています。

中学時代は棒高跳びで静岡県5位入賞。
高校進学後に地域のクラブチームにてバドミントンを開始。
大学にて生涯教育に出会い、バドミントンと生涯学習というテーマに興味を持つ。
長野では小中学生から大人までバドミントン指導を展開。
バドミントンの上達や活性化には用具選びやメンテナンスが必要と考え、2021年コロナ渦にもかかわらずビーウェイ長野伊那店を開業。

さらに詳しいプロフィールは
http://badchu.net/uneisyajouhou

コメント

  1. 成田真治 より:

    今回も貴重な記事をありがとうございます。

    ということは、実戦では自分が狙う形にあった基底面を作っておくことで、戦況を優位にできる可能性が高くなるということですね。
    これは、例えばフォア奥からクロスのカット(ドロップ)を打ち、バック前への返球を第一に予測して、そこから相手を追い込むというような戦術をワンゲームの中で組み立て、そのバック前へもっとも素早く移動できる形をあらかじめ作っておくという理解でよろしいでしょうか。
    シンプルにまとめるとしたら、自分の打球に対して一番可能性の高い返球場所にすばやく移動できる準備をしておく、ということでいいですか?それならばわかりやすいのですが・・・。
    実は、これまでこのように状況に応じた基底面の形については、スマッシュ(プッシュ)レシーブの際の横向き以外は、基本的に利き足前とだけ指導していたので、もしかしたらトレーニング次第ではとても効果が上がりそうな気がします。

  2. 横井亨治 より:

    わかり易いです!
    ありがとうございます。

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