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ランジで気を付けるポイント

 2020/03/10 フットワーク
この記事は約 6 分で読めます。 4,485 Views

こんにちは。

バドミントンコーチの齋藤(@usagi02_soushi)です。

 

バドミントンでたくさん使う動きの一つ。

それがランジ。

【まずはこの記事】ランジってなに?バドミントンで超重要な動作です。

 

ランジはたくさん使う動き!

だからこそ!

動きのポイントをおさえておくことが大切です。

ポイントを押さえた動きを繰り返しおこなうことでスムーズな動きを身につけることができます。

スムーズな動きを身につけることは上達にもつながっていきます。

今回は、バドミントンで重要な動きである

ランジで気をつけるポイントを整理していきます。

 

 

ランジのポイント

バドミントンでのランジはとても大切です。

なぜなら、シャトルのコントロールに影響するからです。

シャトルのコントロールに影響を及ぼすランジ。

 

大切なポイントは2つ

  1. 滑らかにブレーキをかける
  2. 移動距離をかせぐ

 

これらを行うために、①全体的なポイント、②前足のポイント、③後ろ足のポイントにわけてそれぞれの気をつけるポイントを整理していきます。

【移動距離を稼ぐ】フットワーク~後方移動の基本、スキップターン~

 

 

全体のバランス

全体として大切なことはバランスです。

バランスのポイントは二つ

  1. 膝の角度
  2. 足首と膝の位置関係

 

全体のバランスをとれるようになるとランジの体勢が良くなってきます。

ランジで大切なことはシャトルをコントロールできるようにすることです。

バランスよく踏み込むことで安定したストロークができるようにしていきましょう。

【応用記事】時間を作る!高いロブを打つ4つのポイント

 

 

膝の角度

膝の角度は90度よりも大きくします。

写真にあるように膝の角度は90度よりも大きい角度になるようにしましょう。

前足の項目でもう少し詳しく触れていきますが、

滑らかにブレーキをかけ、移動距離を稼ぐためには膝の角度がポイントになります。

【トレーニング】四股ふみで股関節強化~ポイントと効果~

 

 

足首と膝の位置関係

横から見たときに、膝より外側に足首がくるようにします。

 

足首と膝の位置関係です。

良い例では、膝より外側に足首があります。

悪い例では、踏み出した足よりも膝が前に出てしまっています。この状態ではブレーキをかけることができません。

ブレーキをかけるためには、踏み出した足よりも膝が前に出ないようにします。

【関連記事】基礎打ちで練習!ドロップのスピードをコントロールする3ポイント

 

 

前足のポイント

前方に踏み出す足、右利きの選手は主に右足になります。

前足のチェックポイントを確認していきましょう。

 

踏み込みは「踵からつま先に」

踏み出す足のポイント

それは『踵から着地してつま先に向かって踏み込む』ことです。

踵から踏み込むというのは、最初は意識的におこなわないと難しく感じるかもしれません。

また、踵から入るということだけを意識するとスリップの原因にもつながります。

踵から踏み込んで、つま先まで踏み込んでいく、

最終的には足の裏全体で地面を捉えるようにしましょう。

 

 

足は真っ直ぐ

足は進行方向に向かって真っすぐに踏み込みましょう。

真っ直ぐは、中指のラインをイメージすると良いでしょう。

 

また、膝と足首を結ぶラインも真っすぐ踏み込みます。

よく見られるのは、内側に傾いてしまうパターンです。

足の向きと、膝下がそれぞれ真っ直ぐになるように気を付けましょう。

丁寧に繰り返し練習して体に覚えこませていくことが大切です。

【反復が大切】ラリー力を高める強化練習!3つのポイント

 

 

後ろ足のポイント

実は大切なのはこの後ろ足です。

ランジというと、踏み込む前側の足に意識がいきがちですが、

ランジが上手な選手は後ろ足のバランスが良いと感じます。

 

足を出す際には後ろ足で長く地面を押す

ランジのポイントです!

前足を前に出すというよりも、後ろ足に乗って地面を押すようにします。

後ろの足で地面を押すようにします。

大事なので二回言いました。

地面をしっかりと捉えらているかどうかはこの後のチェックポイントに通じてきます。

【関連記事】スマッシュ力を高める~腰の回し方~

 

 

つま先で地面を捉える

ランジ姿勢の時には、後ろ足のつま先で地面を捉えます。

足が浮いたり、横向きにならないように気をつけましょう。

後ろ足が不安定になると、上半身のバランスも崩れてしまっているのがわかります。

 

 

膝を床に近づける

膝を床に近づけます。

床から膝が高い位置にあると頭が前に倒れやすくなり、体勢が崩れる原因となります。

 

 

まとめ

バドミントンにおいてランジは多用する動作。

だからこそ、ポイントをおさえて、質の高いランジ動作を繰り返しおこない身につけていきたいものです。

大切なポイントは2つ

  1. 滑らかにブレーキをかける
  2. 移動距離をかせぐ

 

写真でまとめ

 

  • 全体のバランスを良くすることでランジの体勢が良くなる。
  • 膝の角度は90度よりも大きくする。
  • 横から見たときに、膝より外側に足首がくるようする。
  • 踵から踏み込んで、つま先まで踏み込んでいく。足の裏全体で地面を捉えるようにする。
  • 足の向きと、膝下がそれぞれ真っ直ぐにする。
  • 後ろ足のつま先で地面を捉える
  • 膝を床に近づける

 

ランジ姿勢のレベルを高め、バドミントンのレベルアップをはかっていきましょう。

 

 

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ライター紹介 ライター一覧

齋藤 聡史

齋藤 聡史

日本スポーツ協会公認コーチ(バドミントン)
ビーウェイ長野伊那店 代表
日本バドミントン専門店会認定『First Class Stringer(ファーストクラスストリンガー)』
バドチュー.NET運営

■ 生年月日:1985 年 12 月 23 日
■ 身長(cm) / 体重(kg):179cm / 68kg
■ 血液型:B型
■ 出身地:静岡県
■ 経 歴:入野中学校 → 湖東高校 → 天理大学
→ビーウェイ株式会社→総合型地域スポーツクラブ→起業

バドチュー.NETを運営しています。
長野県伊那市にてラケットスポーツ専門店の経営とバドミントンインストラクターをやっています。

中学時代は棒高跳びで静岡県5位入賞。
高校進学後に地域のクラブチームにてバドミントンを開始。
大学にて生涯教育に出会い、バドミントンと生涯学習というテーマに興味を持つ。
長野では小中学生から大人までバドミントン指導を展開。
バドミントンの上達や活性化には用具選びやメンテナンスが必要と考え、2021年コロナ渦にもかかわらずビーウェイ長野伊那店を開業。

さらに詳しいプロフィールは
http://badchu.net/uneisyajouhou

コメント

  1. 横山 より:

    お世話になります。
    とても良い記事ですね。

    内容とは関係ありませんが、この記事の中に「後ろ足のポイント」までの部分がダブっているように思いますよ。

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