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ダブルスの基本戦術は『押し込む&沈める』と二つのエリア

 2019/01/12 バドミントンの戦術
この記事は約 5 分で読めます。 10,600 Views

こんにちは。

バドミントンコーチの齋藤(@usagi02_soushi)です。

 

ダブルスやっていると気が付くことがありませんか?

シングルスと比べると・・・。

そうです。

コートの空きスペースが少ないということに。

 

実際にダブルスで

「相手の空きスペースに打てなかった」

というような言葉を聞くことも少なくありません。

 

なんせコートに二人いるわけですから、シングルスに比べてスペースは狭いですよね。

つまり、ダブルスではオープンスペースを狙う!

ということとは別に狙いが必要になるということです。

今回はダブルスの基本戦術を二つ、そして重要なエリアについて解説していきます。

 

 

ダブルスの基本的な戦術

まずダブルスの基本となる戦術は二つです

それが

  1. 相手をコート後方に押し込む
  2. 相手にネットより下から打たせる

 

この二つがダブルスの戦術の基本となります。

これらの戦術を使って相手を追い込んだり、仕掛けたり、自分たちが攻撃できるようにラリーを展開し得点につなげていきます。

 

どちらも相手の攻撃力を削ぐことが狙いです。

相手の攻撃力を削ぎおとし、自分たちのチャンスにつなげていきましょう。

では二つの戦術をそれぞれ解説していきます。

 

 

押し込む

相手をコート後方に押し込む戦術です。

この戦術での狙いは

 

ズバリ!

相手にコート後方から打たせるということです。

当然ながらコートの前側の方が攻撃力が高く、後ろに行けば行くほど攻撃力は下がることになります。

つまり、

  • 相手にはコート後方で打たせたい
  • 自分たちはコート前方で打ちたい

というのがこの戦術で持ち込みたい展開となります。

【押し込む戦術記事】:ダブルスの戦術~相手後衛を奥に押し込む~

 

 

下から打たせる

相手にネットの下から打たせるという戦術です。

相手にネットの白帯よりも下で打たせる

ネットの白帯よりも打点が下がれば、スマッシュやプッシュなどの強打を打つことはできません。

打点は下に下げれば下げるほど攻撃力が下がります。

 

つまり、

  • 相手にはネットより下で打たせたい
  • 自分たちはネットより上で打ちたい

という展開を狙います。

【ネットプレーの関連記事】:アメリカンベイプのパーソナルレッスンでヘアピンのタンブル回転を徹底練習しました。

 

レッドエリアとブルーエリア

ダブルスの基本となる二つの戦術をお伝えしました。

それが

  1. 相手をコート後方に押し込む
  2. 相手にネットより下から打たせる

 

というものです。

この二つをまとめると

このようなイメージになります。

これが相手コートへの狙いとなります。

ダブルスは上下の、前後の球の使い方が重要になることがわかります。

 

また、逆に言えば、自分たちがこのエリアでシャトルを打たされている場合というのは苦しい展開にあるということです。

苦しいエリアになるので、ここを『レッドエリア』とします。

 

そして

自分たちはどのようなプレーを展開したいかというと、

  • コート前方で打ちたい
  • ネットより上で打ちたい

ということです。

 

それを図にしてみると

こんな感じになります。

 

自分たちがこのエリアでプレーできると優位に立てることから『ブルーエリア』とします。

 

相手をコートの後方に押し込んだり、ネットから下で取らせたりするのは、自分たちがこのブルーエリアでプレーできるようにするためということです。

【ブルーエリアの技術】:前衛が上達するプッシュの打ち方

 

 

まとめ

ダブルスの基本となる二つの戦術について解説してきました

まとめるとダブルスでは押さえておきたい戦術が二つあります。

それが

ダブルスの基本的な戦術

という二つです。

 

 

レッドエリアとブルーエリア

二つの基本戦術の狙いで

  • コート後方
  • ネットより下

これを『レッドエリア』とします。

 

上記の二つを狙うことにより、自分たちは

  • コート前方で打つ
  • ネットの上から打つ

という展開をつくりたいということです。

そしてこのエリアを『ブルーエリア』とします。

 

 

最後にまとめますと

  • 相手をレッドエリアでプレーさせたい。
  • 自分たちはブルーエリアでプレーしたい。

これがダブルスの基本的な戦術となります。

もちろん、シングルスにもこの戦術は当てはまります。

【ダブルスの戦術記事】

【レッスンレポート】2月3日開催『ダブルスの戦術』

パートナーから、前衛ではストレートを張ってくれと言われますがクロスが不安です。

 

 

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ライター紹介 ライター一覧

齋藤 聡史

齋藤 聡史

日本スポーツ協会公認コーチ(バドミントン)
ビーウェイ長野伊那店 代表
日本バドミントン専門店会認定『First Class Stringer(ファーストクラスストリンガー)』
バドチュー.NET運営

■ 生年月日:1985 年 12 月 23 日
■ 身長(cm) / 体重(kg):179cm / 68kg
■ 血液型:B型
■ 出身地:静岡県
■ 経 歴:入野中学校 → 湖東高校 → 天理大学
→ビーウェイ株式会社→総合型地域スポーツクラブ→起業

バドチュー.NETを運営しています。
長野県伊那市にてラケットスポーツ専門店の経営とバドミントンインストラクターをやっています。

中学時代は棒高跳びで静岡県5位入賞。
高校進学後に地域のクラブチームにてバドミントンを開始。
大学にて生涯教育に出会い、バドミントンと生涯学習というテーマに興味を持つ。
長野では小中学生から大人までバドミントン指導を展開。
バドミントンの上達や活性化には用具選びやメンテナンスが必要と考え、2021年コロナ渦にもかかわらずビーウェイ長野伊那店を開業。

さらに詳しいプロフィールは
http://badchu.net/uneisyajouhou

コメント

  1. 成田真治 より:

    先日、お話していただいたことが大変わかりやすい記事になって登場!
    ありがとうございます。
    明日はちょうどダブルスを中心に練習しようと思っていましたので、子どもたちにさっそく「問い」という形で確認してみます。子どもたちがどれだけしっかりわかっているか、楽しみです。あまり理解していない子もいるでしょうが、それはそれで、今わかればよし!
    いつもありがとうございます。

  2. 久保 貴稔 より:

    いつもお世話になっております!子供達にとても伝えやすいです!クラブ内でシェアさせて頂きます^_^

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