対応力を高める!対戦相手のタイプ別、戦術選択の方法~オープンスペース&リピートショット~
こんにちは。
バドミントンコーチの齋藤(@usagi02_soushi)です。
さっそくですが、バドチュー的シングルスの戦術といえば
ですね。
この二つの記事はご覧いただいたでしょうか?
え!?まだ???
そんな方はまずはこの二つの記事
基本となる記事①:シングルスの戦術~オープンスペースを狙う~
基本となる記事②:シングルスの戦術リピートショット
をお読みください。
この二つの記事をお読みいただいた、だれうま講習会でもおなじみの
『バドミントンフリーランス指導者!樋口孝雄コーチ』が
なんと!
対戦相手のタイプ別!戦術バリエーションの提案をくださいました!
対戦相手のタイプに合わせてオープンスペースとリピートショットの使いわけを覚えて対応力を鍛えましょう!
樋口コーチの情報:樋口コーチのプロフィールや活動実績
対戦相手のタイプ
まずは、シングルスでのタイプをざっくり3つにわけます。
それがこちら
- スマッシャー系
- スピードスター系
- コントロールラリー系
なんとなく見たらわかるかなという感じのネーミングですね。
それではそれぞれのタイプに合わせた
『オープンスペース&リピートショット』
の戦術選択を見ていきましょう。
Case1 スマッシャー系が相手の場合
相手がスマッシャー、つまりロブやクリアーに対して積極的にスマッシュで攻撃してくる、またスマッシュのスピードが速い選手の場合です。
スマッシュが速かったり、重かったりして、ロングリターンを奥まで返すことが難しいことが予想されます。
このスマッシャータイプには、
オープンスペースを突くショートリターンを基本戦術にしていきます。
オープンスペースを狙うクロスリターン
相手はスマッシュが速い分、打った後に速く動かなくてはいけません。
相手の速いスマッシュを利用して相手の時間を奪う作戦と言えます。
Case2 スピードスター系が相手の場合
相手が動きの速いタイプ、スマッシュやカットはもちろん、ドライブやアタックロブなど低く速い展開を好むプレーヤーが相手の場合です。
フットワークのスピードが速いタイプは打った後のセンターへの戻りも速い傾向があります。
相手の足を止めるリピートショットを基本戦術にすることで相手に気持ちよく動かさせないようにしていきます。
特にストレートへのリピートショットが有効打と考えられます。
相手の足を止めるリピートショット
このタイプはスピードを高めて、こちらの時間を奪うことが狙いです。
リピートショット、さらには高さのある配球を使うことで、自分の時間を作りだして相手の持ち味を封じていきましょう。
参考記事:相手を揺さぶるリピートショット~スマッシュリターン編~
コントロールラリー系が相手の場合
相手はコントロールよく、ラリーを丁寧に繋いでくるタイプは、一球一球の怖さはありませんが、コントロールの良さと粘り強さを持ち味としている場合が多いです。
そのような相手にはオープンスペースとリピートショットを折りまぜることで相手に次の動きを考えさせるようにしましょう。
とくにコントロールが良いタイプの選手はつなぎのドロップのコントロールが良い選手が多い傾向にあります。
相手のドロップショットに対して、リピートショットとネットプレーを使いわけていきましょう。
ドロップへのリピートショット
このようなコントロールとラリー系のタイプはプレーに関して頭を使ってくるタイプは頭を使ってバドミントンをしてきます。
配球を変化させコントロールすることで、相手の頭の中が混乱するように仕向けていきましょう!
相手の頭脳を攻撃するイメージですね。
参考記事:相手を揺さぶるロブの打ち方~ドロップへのリピートショット~
まとめ
対戦相手のタイプ別戦術の選択方法をまとめます。
対戦相手のタイプは3つ
- スマッシャー系
- スピードスター系
- コントロールラリー系
ではそれぞれの対応方法を見ていきましょう。
スマッシャー系
相手のスマッシュのスピードを逆手にとって、オープンスペースを狙ったネットリターンを基本戦術にすることで、相手の時間を奪う。
スピードスター系
動きの速い相手の足を止めるため、リピートショットを基本戦術にすることで、相手が気持ちよく動けないようにしていきます。
コントロールラリー系
コントロールの良さと粘り強さを持ち味としているタイプの場合、ドロップのつなぎ球にたいして、オープンスペースとリピートショットを折りまぜることで相手に次の動きを考えさせるようにしましょう。
相手に次の球はなんだろう?と考えさせることで相手のコントロールの乱れを誘います。
今回は、対戦相手のタイプを3つに分類し、それぞれの対応策を
『オープンスペース&リピートショット』
から考えてきました。
タイプに合わせて戦術を変更できるよう、技術を高めていきましょう!
樋口コーチ今回は大きな気づきをありがとうございました。
「バドミントンは人生そのもの」