1. TOP
  2. 練習と思考
  3. ラリー力を高める強化練習!3つのポイント

ラリー力を高める強化練習!3つのポイント

練習と思考
この記事は約 6 分で読めます。 8,478 Views

こんにちは。

バドミントンコーチの齋藤(@usagi02_soushi)です。

 

「自分のミスで負けました」

ゲームの後にたびたび聞かれるこの反省。

自分のミスで負けてしまった。

つまり・・・。

ラリーを続けることができなかった。

ということです。

 

バドミントンは相手より長くラリーを続けなければいけません。

ラリーに勝つために必要なこと、ラリー力を高めるために必要なこととはなんでしょうか。

 

こちらの記事(目的意識とは?3つの狙いを意識しよう。)の中に出てくる強化練習がポイントです。

打てるようになって、試合ができるようになってきた。

ここからさらにレベルを上げていくには強化練習の取り組み方!

強化練習でラリー力を鍛えるポイントを解説します。

【ラリーのリズム】リズム感!バドミントンのリズムとは?

 

 

強化練習とは

強化練習とは、ラリー力を鍛える練習と位置付けています。

【参考記事】目的意識とは?3つの狙いを意識しよう。

ラリー力を鍛えるために意識するキーワードとなるのが

  1. 正確さ
  2. スピード
  3. 繰り返し

 

この3つです。

 

正確さ

正確さとは、コントロールのことです。

バドミントンにおいてコントロールしたいことは

  1. シャトル
  2. ラケット

の3つです。

 

強化練習では3つの中でも特に、シャトルのコントロール、正確にシャトルを扱うことを意識して練習をおこないます。

シャトルをコントロールするために、ラケットをどうやってコントロールするか、ラケットをコントロールするために体をどのように使うか。

というように考えます。

まずはシャトルをコントロールすることが強化練習の第一歩です。

【コントロールの考え方】ミスの原因と対策はこれ!2/3コントロールを練習しよう

 

スピード

スピードというと、シャトルのスピード、ラケットのスイングスピード、フットワークのスピード

などなど様々なスピードが考えられます。

強化練習でラリー力を鍛えるという狙いの中で、一番に気を付けたいスピード。

それが

ネット前へのスピードです。

ネット前を高い位置でとれるようネット前へのスピードを高めていきましょう。

【フォア前のフットワーク】スピードを高めるフォア側のフットワーク

 

ラリーは相手よりも長く続ける

相手より長くラリーを続けるためにはネットを制することです。

とにかく早く速くとスピードをあげるよりも、

ネット前を高い位置で取る

というようにネット前へのスピードを優先します。

ネット前への移動スピードを速くするということはもちろんなのですが、

高い位置で入れる場面を逃さないようにするということも大切です。

【スピードを高めるコツ】フットワークのスピードを高める!基底面の方向と使い分け方

 

繰り返し

  • 正確さ・・・シャトルのコントロール
  • スピード・・・ネット前を高い位置でとる

強化練習では、この正確さとスピードを繰り返しおこないます。

バドミントンは一球ナイスショットを打つだけではラリーが続きません。

高い正確性と早いスピードを繰り返す。

これこそが強化練習なのです!

【慣れが重要】バックハンドが難しいと感じるのは、非日常の壁があるから。非日常の壁を突破する「習って慣れろ」のすすめ。

 

強化練習のポイント

ノック練習

シャトルのコントロール、それにともなうラケットワークや体の使い方を反復練習できるのがノック練習。

ノック練習では、エラーしても練習が続きます。

メリットとしては、エラーを怖がらずチャレンジできるということ。

より精度の高いコントロールやスピードを求めてチャレンジしていくことができます。

 

デメリットとしては

エラーをしてもラリーが続くことから、シャトルコントロールを疎かにしやすいことです。

技術練習であれば、どんどんエラーをしても問題ないことがありますが、強化練習ではラリー力を鍛えるために、

シャトルのコントロールを無視した練習にならないよう気を付けましょう。

 

パターン練習

ドロップ交互やスマッシュ交互、また一点返しや、オールショート、オールロングなどの練習です。

こういったパターン練習はラリー力強化に向いている練習といえます。

 

決まったコースに正確に打つ

コースが 決まっているからこそネット前を高い位置で取る練習ができます。

パターン練習では 決められた球を、決まったコースに、正確に打ち続けます。

そしてネット前を高い位置で取るということを意識して繰り返し繰り返し練習を行います

実際のゲーム や試合では ここに 判断の要素が加わってきます。

相手が打ってくる球を判断したり、相手のどこをどのようにどんな球を狙って打つのかという判断が含まれます。

パターン練習では実際のゲームよりも判断量が少ないのでシャトルのコントロールに意識を集中しやすいといえます。

 

まとめ

ラリー力を高める強化練習についてまとめます。

強化練習のキーワード

  1. 正確に
  2. 高いスピードで
  3. 繰り返し

 

正確さ

  • シャトルのコントロールをいかに正確に行うか
  • 狙ったところに打つというスキル

 

スピード

  • ネット前の入りを早くする
  • 高い位置でネット前を取る

 

反復

  • シャトルを正確にコントロール
  • ネット前に高い位置で入る

この二つを兼ね備えて繰り返し繰り返し練習する

 

練習の中で 決められたコースに正確に打つ

ネット前にて高い位置で入るスピード

これらを繰り返し反復練習することでラリー力が高まってきます。

強化練習ではラリー力を高めるために、三つのことを意識して練習に取り組んでみてください。

 

 

「バドミントンは人生そのもの」

\ SNSでシェアしよう! /

バドチュー.NET~バドミントンの悩みを小さくするサイト~の注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

バドチュー.NET~バドミントンの悩みを小さくするサイト~の人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介 ライター一覧

齋藤 聡史

齋藤 聡史

日本スポーツ協会公認コーチ(バドミントン)
ビーウェイ長野伊那店 代表
日本バドミントン専門店会認定『First Class Stringer(ファーストクラスストリンガー)』
バドチュー.NET運営

■ 生年月日:1985 年 12 月 23 日
■ 身長(cm) / 体重(kg):179cm / 68kg
■ 血液型:B型
■ 出身地:静岡県
■ 経 歴:入野中学校 → 湖東高校 → 天理大学
→ビーウェイ株式会社→総合型地域スポーツクラブ→起業

バドチュー.NETを運営しています。
長野県伊那市にてラケットスポーツ専門店の経営とバドミントンインストラクターをやっています。

中学時代は棒高跳びで静岡県5位入賞。
高校進学後に地域のクラブチームにてバドミントンを開始。
大学にて生涯教育に出会い、バドミントンと生涯学習というテーマに興味を持つ。
長野では小中学生から大人までバドミントン指導を展開。
バドミントンの上達や活性化には用具選びやメンテナンスが必要と考え、2021年コロナ渦にもかかわらずビーウェイ長野伊那店を開業。

さらに詳しいプロフィールは
http://badchu.net/uneisyajouhou

コメント

コメントを残す

*

この人が書いた記事  記事一覧

  • グリップテープってなんか色々な巻き方があるらしい!グリップテープの巻き方7選

  • ラリーする力を高めるには意識を変えよう!キャッチボールのすすめ

  • 初心者におすすめ!シャトルリフティングのやり方

  • ドライブ&ハーフのミスを減らそう!ラケット面を作る練習@トレリング編

関連記事

  • 自分でやることのカッコよさは『小学校3年生が教えてくれた』

  • トレーニングの5原則を知って練習効果を高めよう!

  • 順位を覆すためのアスリート志向への目標設定方法

  • 大公開『生徒がバク伸びする3つの条件』を現役!塾社長が解説します。

  • バドミントンの楽しさ、3つの志向

  • リズム感!バドミントンのリズムとは?